神奈川県横浜市中区 | 注文住宅特集

横浜市中区は、観光の中心地としてにぎわいのあるエリアです。「港の見える丘公園」や「横浜中華街」「赤レンガ倉庫」など、横浜で連想する観光名所のほとんどは中区にあります。中区は大規模な商業施設が多く、買い物や食事をする場所に困ることはないでしょう。行政の規模も大きいため、各種手続きにも不自由しません。横浜市の中では人口は少ないものの、みなとみらい線の開通による人口増加とともに、多くのマンションが建てられたため、住宅街も拡大傾向にあります。
ここでは、横浜市中区の商業施設や治安、医療施設など、生活に関わる情報をまとめています。ぜひ参考にしてください。

神奈川県横浜市中区の商業施設

観光の中心地でもある横浜市中区は、ショッピング施設や飲食店に恵まれているエリアです。「石川町」駅付近にある商店街「元町ショッピングストリート」には、全長600mのメインストリートに上質な商品を扱う名店が並びます。裏通りにはおしゃれなカフェやレストランなどが点在しており、1日中ショッピングや買い物を楽しめるでしょう。
「元町・中華街」駅は、「元町ショッピングストリート」のほか、「横浜中華街」の最寄駅です。中華料理店やお土産店が無数に建ち並ぶ、日本一のチャイナタウンとして知られています。
「関内」駅のすぐそばには商業施設「CERTE」があり、スーパーやドラッグストア、美容室など、さまざまなジャンルの店舗が入っています。駅直結の「マリナード地下街」や、地下街経由で徒歩1分の「イセザキモール」もあるので、生活に必要なものは駅周辺でほぼそろえられるでしょう。
「馬車道」駅は、飲食店が多く建ち並ぶ「馬車道」の最寄駅です。徒歩8分ほどの場所にはショッピングコンプレックス「横浜ワールドポーターズ」があります。
「桜木町」駅付近には「横浜ワールドポーターズ」のほか、「コレットマーレ」「CIAL桜木町」「ちぇるる野毛」「桜木町ぴおシティ」などの商業施設が集結しています。西区になりますが、「ランドマークプラザ」など、「みなとみらい21地区」の商業施設も桜木町駅の徒歩圏内です。
中区の主要駅周辺はショッピングモールや飲食店が充実しているので、快適に暮らせることでしょう。

神奈川県横浜市中区の教育環境（学区）

横浜市は、居住地で通う学校が決まる「通学区域制度」です。中区内には、9つの小学校があります。その中で、最も世帯年収が高いエリアにあるのが「元街小学校」です。この小学校の通学区域は、高級住宅街として有名な山手エリアをはじめ、中華街を含む山下町もカバーしています。2004年（平成16年）のみなとみらい線開業以降、通学区域周辺には高層マンションが次々と建てられました。それに伴い、教育に関心の高い高年収世帯が流入したことや、「元町・中華街」駅と「石川町」駅を最寄駅とする利便性の高さ、住環境のよさがこの小学校の人気を高めているといえるでしょう。
横浜市全体で見ても、中区は青葉区に続いて私立中学校への進学率が高い区です。「元街小学校」の通学区域には「フェリス女学院中学校・高等学校」や「横浜雙葉中学高等学校」などがあるため、私立中学校への進学意識は元々高いエリアだといえます。

神奈川県横浜市中区の治安

神奈川県警察が公表している犯罪認知件数によると、横浜市中区は、市内で最も犯罪が多く発生している区です。中区で犯罪が発生しやすい要因として、横浜中華街や山下公園など、観光の中心地を抱え、多くの観光客で混み合うことが挙げられます。
また、中区には福富町や野毛といった繁華街もあります。繁華街では酔っ払いが出没することもあるので、一人歩きや人混みで起こりやすい犯罪には注意したほうがよいでしょう。
しかし、ここ5年間の推移でみると、人口は増えつつも犯罪認知件数は減少傾向にあるので、以前と比べて治安状況は改善されてきているともいえます。
観光スポットや繁華街から少し離れた閑静な住宅街は、教育機関も多く、子育てがしやすい環境です。こうしたエリアを選べば、治安の面で特に心配することはありません。

神奈川県横浜市中区の地盤の強さ

中区周辺の台地を構成しているのは関東ローム層です。関東ローム層は、上部のローム土と下部の凝灰質粘土に分かれています。自然堆積したローム土は安定しており大きな強度が期待できるため、住宅地盤として良好です。しかし、下部の凝灰質粘土は、ところどころ弱くなっている箇所があるため、住宅建設の際は注意しましょう。ローム土が薄く、凝灰質粘土が地表近くに存在する場合は、基礎を補強しなければならないケースもあります。高級住宅エリアである山手町周辺の地盤は、この台地に属します。
台地と低地の境界付近は、斜面を工事により平らにしているため、場所により地盤のバランスが悪い状態です。住宅の支持地盤として考えた場合、この状態では不同沈下の発生が懸念されるため、基礎を補強しなければならないケースが多いでしょう。
谷底低地は、台地を形成していた土砂が再堆積した土や有機質土などが分布しており、非常に軟弱な地盤です。住宅の支持地盤として考えると、圧密沈下や不同沈下を起こす可能性があるため、基礎補強策が必要となるでしょう。丘と低地が入り組む中区には、斜面や谷底低地が多く存在します。
海岸低地は地下水位が高く、上部には緩い砂や軟弱なシルトが分布しており、非常に不安定です。大きな沈下や支持力の不足が心配されるため、基礎補強策が必要でしょう。「関内」駅や「桜木町」駅周辺は、この海岸低地に属します。
砂州は、浅い深度から砂や砂利が堆積し、深度を増すごとにしまっていく傾向があるので、住宅地盤としては比較的良好です。しかし、表層に緩い砂が厚く存在する場合は、基礎補強が必要なケースもあります。「馬車道」駅周辺から「元町・中華街」駅周辺にかけて、この砂州の地盤が分布しています。

神奈川県横浜市中区の医療施設

横浜市中区は病床数600を超える「市立みなと赤十字病院」をはじめ、総合病院や附属病院が充実しています。なかでも歯科医院は内科よりも多く、400軒近くあります。
「石川町」駅周辺には総合病院が1軒、そのほかに内科や皮膚科、眼科などがあります。
「元町・中華街」駅周辺には総合病院が1軒あるほか、徒歩5分以内のエリアに内科や胃腸内科、婦人科などがあります。
「関内」駅周辺には総合病院が3軒あるほか、内科を中心に耳鼻科や眼科などのクリニックがあり、主要駅のなかでは医療機関が最も豊富です。
「馬車道」駅周辺には「歯科保健医療センター」があり、徒歩5分圏内に内科や皮膚科など、病院が10軒近くあります。
「桜木町」駅付近には総合病院が1軒あるほか、「横浜市夜間急病センター」や、内科、小児科などのクリニックがあります。
中区全体で老人ホームの数も豊富です。クラシカルなエリアらしく、落ち着いた雰囲気のホームが点在しています。このように、中区は医療・福祉環境が整っているエリアだといえるでしょう。