神奈川県横浜市保土ケ谷区 | 注文住宅特集

保土ヶ谷区はその名を東海道五十三次の「保土ヶ谷宿」に由来し、宿場町として発展した歴史あるエリアです。今も古くからある寺社仏閣が数多く残っています。また保土ヶ谷区は緑地が多く、区内には100カ所以上の公園があります。これは横浜市18区のなかでは、6番目の多さです。
保土ヶ谷区の主要駅はJR東海道線「保土ヶ谷」駅、ほかは相鉄線沿線の「天王町」駅、「星川」駅、「上星川」駅などが挙げられます。いずれも乗り換えなしで横浜までアクセス可能です。相鉄線「西谷」駅は2019年（令和元年）11月からJR直通となり、武蔵小杉や大崎、新宿、渋谷にも乗り入れるようになりました。緑も多く、アクセスにも恵まれた保土ヶ谷区の住みやすさを紹介します。

神奈川県横浜市保土ケ谷区の商業施設

保土ヶ谷区の主要駅では、お買い物に困ることはまずありません。「保土ヶ谷」駅は、西口に「FUJI保土ヶ谷店」、東口に「まいばすけっと保土ヶ谷店」があります。駅直結の「ビーンズ保土ヶ谷」には、薬局やレストラン、本屋、100円ショップなど生活に便利な店がそろっています。「天王町」駅前から徒歩5分以内の場所には「いなげや横浜星川駅前店」と「イオン天王町店」があります。JR直通である「西谷」駅から徒歩5分には「マルエツ」のほか、ファミリー向けレストランや居酒屋が充実しており、外食も気軽に楽しめる立地です。
「天王町」駅から徒歩6分のところにある「洪福寺松原商店街」は、さまざまな店舗が軒をつらね、その安さと品揃えの多さから、いつもにぎわっている商店街です。新鮮な刺身や肉、野菜などの生鮮食品から、食器や洋服などの日用品まで、まとめて買い物を済ませられます

神奈川県横浜市保土ケ谷区の教育環境（学区）

保土ヶ谷区は、江戸時代には東海道の宿場町として栄えた歴史あるエリアで、小学校も長い歴史を持つところが多くあります。「星川」駅から徒歩圏内の「星川小学校」や「峯小学校」は大正時代から続いた伝統のある小学校です。
「星川」駅と「天王町」駅のあいだには、「保土ヶ谷小学校」があります。この小学校のすぐそばには桜ヶ丘緑地があり、住宅やオフィスに囲まれたなかに、1ヘクタールほどの緑地が広がっています。ここは緑地の保全支援活動により、田んぼや池などが整備されました。水辺には生き物が戻り、地元小学校の環境教育の場となっています。
「保土ヶ谷駅」からゆるやかな坂を上っていくと、「桜台小学校」があります。目の前は学園通りと呼ばれ、県立保土ヶ谷公園へとつながっています。この公園は東京ドーム約7個分の広さの中にラグビー場・体育館・テニスコート・運動広場が整備されており、梅園には120本を超える梅が植えられている自然豊かな環境です。

神奈川県横浜市保土ケ谷区の治安

住みやすさを考えるとき、エリアの治安は気になる大きなポイントでしょう。保土ヶ谷区の犯罪発生率は、神奈川県内の総犯罪件数に対して1.8％ほどで、横浜市18区の中でも9位と比較的少ない地域となっています。犯罪発生率が2％以上と高くなっているのは、「横浜」駅がある西区、横浜中華街やみなとみらいなど繁華街などがある中区です。また横浜駅からJR東海道線で1駅の「川崎」駅周辺の川崎市川崎区も、2％を超えています。これらにぎわいのある場所に比べて、保土ヶ谷区は、統計で見ても比較的治安がよい地域といえるでしょう。「天王町」駅、「星川」駅、「西谷」駅など相鉄線沿線は、居酒屋は点在していますがファミリー向けレストランが多く、夜の喧騒を心配する必要もなさそうです。

神奈川県横浜市保土ケ谷区の地盤の強さ

保土ヶ谷区の西部を占める多摩丘陵は、海抜高度が高く、平坦な頂丘部や地面を削り取って切土した場所などは比較的安定した地盤です。もともと地形は起伏にとみ、土を盛って地盤面を高くした盛土による地盤もところどころ存在しています。雨水による地盤沈下のリスクや、地震の振動による建物の滑りなどを防ぐため、基礎補強が必要な場所もあります。
中央部から広がる下末吉台地も海抜高度が高く、関東ローム層と呼ばれる火山灰土が起伏の少ない平坦面を形成しています。関東ローム層の上部のローム層は安定していることが多いですが、下部の凝灰質粘土は部分的に軟弱になっている場合があります。
台地のほうから低地へと下る斜面の部分では、雨水や地下水の影響を受けて地盤が弱くなっているところや、切土や盛土によって造成され、地盤のバランスが悪くなっているところも見受けられます。さらに地盤が弱くなっているのは、小さい河川によって土が削られて形成された台地部の低地です。保土ヶ谷区は海抜高度が高く、平坦で安定した地盤もありますが、古くからの地層や人工的な造成により不安定な地盤もあり、基礎補強によって対策が必要となる場合もあります。また帷子川と今井川の2つの河川があるため、川沿いでは氾濫のリスクにも注意して地盤を確認していく必要があります。

神奈川県横浜市保土ケ谷区の医療施設

「保土ヶ谷」駅周辺はさまざまな病院があります。「保土ヶ谷」駅の駅ビルには歯科医院と薬局があります。西口側を中心に内科、耳鼻咽頭科、皮膚科、整形外科、小児科などが立ち並んでいます。東口からほど近いところには、総合病院の「聖隷横浜病院」があります。
「星川」駅南口徒歩2分の場所に「星川内科外科クリニック」、北口徒歩1分のところに「星川ひろクリニック」があり、胃や大腸の内視鏡検査に対応しています。箱根駅伝で有名な権太坂近くにある「育生会横浜病院」は、地域の高齢者に対応できる老健・特養を併設した複合病院です。主要駅からは車やバスでの移動となりますが、健康診断や人間ドック、がん検診も対応でき、入院施設があって充実しています。
総合病院として多数の診療科を持つ「横浜保土ヶ谷中央病院」は、横浜駅からバスやタクシーで約20分、「上星川」駅から徒歩では15分ほどの距離にあります。内科や外科のほか、眼科、皮膚科など幅広く診療科を設けており、歯科口腔外科もあるため、歯科インプラントなどの手術も可能です。頭痛・物忘れ外来や手の外科外来なども設置しており、専門性の高い病院です。
また、保土ヶ谷区には従来型の特別養護老人ホームが6件あります。どの施設も最寄りのバス停から徒歩約1～5分と、アクセスも良好です。