神奈川県横浜市磯子区 | 注文住宅特集

横浜市磯子区は、横浜市の東南部に位置する区です。人口は約16.8万人、総面積は19.02平方キロメートルです。南北に細長い地形で、根岸湾に面しており、沿岸部には工業地帯が広がっています。丘陵部は戦前から宅地開発され、磯子台などは閑静な住宅地となっています。鉄道はJR根岸線と京急線、金沢シーサイドラインが通り、道路は首都高速湾岸と国道16号線、横浜市道環状2・3号が利用できるなど、交通アクセスは良好です。
「磯子・海の見える公園」など、海を感じられるスポットのほか、美しい木々が広がる「氷取沢市民の森」など、緑豊かなスポットも点在しています。ここでは磯子区の住みやすさについてまとめました。

神奈川県横浜市磯子区の商業施設

JR根岸線・京浜東北線と金沢シーサイドラインが乗り入れる「新杉田」駅は、ショッピング施設が充実している繁華な駅です。駅直結の「ビーンズ」や駅前の「らびすた」には、スーパーの「成城石井」や「スズキヤ」のほか、生活雑貨やファッション、レストランなどが揃っています。一方、京浜急行本線「杉田」駅周辺には駅直結の「プララ杉田」があり、こちらには「東急ストア」や「まいばすけっと」などのスーパーに加えて「杉田商店街」があり、食料品や生活雑貨などの買い物や飲食を楽しめるでしょう。
JR「根岸」駅周辺には、駅前の「東急ストア」と、徒歩圏内に「相鉄ローゼン」や「ニトリ」があります。
JR「磯子」駅周辺にあるのは、「スズキヤ」や「ピーコック」、「ヨークマート」などのスーパーです。また、駅から徒歩圏内には、地域最大の店舗面積と品揃えの豊富さを誇る「マルエツ」があります。
磯子区には、スーパーマーケットやホームセンター、家具屋など、日常生活を不便なく送るために必要な店舗がしっかり揃っています。少しおしゃれなショッピングをしたい場合は、横浜駅周辺まで移動するのもおすすめです。

神奈川県横浜市磯子区の教育環境（学区）

磯子区内には、18の公立小学校があります。国立や私立中学に進学する磯子区の児童は9％程度で、横浜市の平均（15％）と比較すると低い数値となっています。横浜市は「横浜版学習指導要領」の小中一貫カリキュラムによる小中一貫教育をめざしています。そのため、磯子区でも区内にある7つの公立中学校ごとに、小中一貫教育推進ブロックが設けられているのです。
たとえば、磯子駅から徒歩20分の「磯子小学校」は、明治初期に開校した歴史ある小学校です。磯子小学校では、近隣の滝頭小学校と岡村小学校とともに、岡村中学校と連携して小中一貫教育をめざしています。
屏風浦駅から徒歩15分の「汐見台小学校」は、1967年（昭和42年）に開校しました。磯子区では最多となる約800人の児童が在籍しています。現在、2023年（令和5年）の完成を目標に校舎の建て替え工事が行われている最中です。汐見小学校では、「森中学校」と「汐見台中学校」の2つの教育推進ブロックで小中一貫教育をめざしています。

神奈川県横浜市磯子区の治安

磯子区は、横浜市の中でも治安の良いエリアです。磯子区では「犯罪のない安全で安心なまち」をめざしており、地域の防犯パトロールなどを行うために10ヶ所の地域防犯拠点を設けています。神奈川県警が2019年（平成31・令和元年）に公表した磯子区の刑法犯罪件数は557件です。横浜市の中で2番目に少ない件数で、人口あたりの犯罪発生率は、0.86%となっています。
また、犯罪の約7割が窃盗犯です。空き巣などの侵入盗は少なく、自動車盗やオートバイ盗などの被害が多く発生している点が特徴です。駅近くに自転車をとめる際は、二重で鍵をかけるなど盗難対策をおすすめします。振り込め詐欺などの詐欺被害も多いので注意しましょう。
とはいえ、凶悪な事件とは無縁なエリアといえるでしょう。強制わいせつやひったくりなどの被害も少ないので、女性や子どもも安心して暮らせるエリアといえそうです。

神奈川県横浜市磯子区の地盤の強さ

横浜港の一部である磯子区の臨海部は広域埋立地です。埋立地の周辺は、北側が微高地と下末吉台地南端の台地面で形成されていて、中部から南部にかけてはわずかな微高地となっています。西側は多摩丘陵の丘陵地で、台地部分・丘陵地とも複雑な樹枝状の谷ができていて、全体として起伏が多い傾向があります。北部の掘割川の下流域には、海岸線に砂堆（さたい）が形成され、その内側に氾濫低地が分布しているのが特徴です。
また、屏風浦駅・杉田駅付近は、海岸低地や砂堆がわずかに分布しています。砂堆とは、波などによって運ばれた砂礫 (されき) が堆積してできた地形のことで、この地域は周囲の海岸低地と比べて海抜が高く、磯子区内の立地としては比較的良好です。しかし、表層が緩い砂で覆われている地域では、地盤を補強しなければなりません。
一方、火山灰土である関東ローム層に覆われている台地は、ある程度の地盤強度が期待できます。しかし、ローム土が薄く、凝灰質粘土が浅い場所では、地盤補強対策が必要な場合があります。丘陵地は古い安定した地層ですが、起伏に富んだ地形なので整地してから住宅地として利用している経緯があります。バランスが悪い地盤もあるので、こちらに該当する場所では地盤補強対策が必要です。その他、非常に軟弱な地盤となっている谷底低地や氾濫低地、海岸低地も適切な地盤補強対策が求められます。

神奈川県横浜市磯子区の医療施設

横浜市磯子区には、「横浜市立脳卒中・神経脊椎センター」や「康心会汐見台病院」「磯子中央病院」「関東病院」など4件の総合病院があります。その他、区内には診療所や歯科診療所も数多く点在しており、医療環境は良好といえるでしょう。
新杉田駅の徒歩圏内には病院はありませんが、新杉田駅前から杉田駅周辺にかけて、内科や整形外科、歯科などの診療所が点在しています。
根岸駅周辺に診療所は少ないですが、バスで15分ほどの場所にある横浜市立脳卒中・神経脊椎センターを利用できます。磯子駅の徒歩圏内には磯子中央病院と関東病院が、バスで15分ほどの場所には康心会汐見台病院があります。また、駅周辺には診療所や歯科診療所が集まっています。
洋光台駅の徒歩圏内には、駅前や住宅地内に診療所や歯科診療所が点在しています。
高齢者のための特別養護老人ホームは、区内に6件あります。