神奈川県秦野市 | 注文住宅特集

秦野市は神奈川県央の西部、東京から約60kmに位置する人口約16.7万人、面積103.76平方キロメートルの市です。秦野市は縦長の長方形に近い形状をしており、北側の丹沢山地と南側の渋沢丘陵を避ける形で市街化が進んできました。長方形の南側3分の1ほどの地域が市街地になっています。市域は伊勢原市や平塚市、中井町など8市町に囲まれていますが、市街地が隣接するのは伊勢原市や平塚市、中井町です。市内を二級河川の葛葉川と室川などが流れています。秦野市は交通網も整備されており、市街地の中央を小田急小田原線や東名高速道路、国道246号線が東西に走っているため、都心や横浜方面へのアクセスが良好です。

神奈川県秦野市の商業施設

「秦野」駅の駅ビルにある「小田急マルシェ秦野」には、食品スーパー「Odakyu OX」や、惣菜店、ベーカリー、飲食店、地元名産品や土産物の販売店、歯科医院、美容院などが入っています。
秦野駅付近で水無川と国道246号で囲まれた地域は官公庁街です。このエリアには「イオン秦野ショッピングセンター」があります。スーパーマーケットのほか、アパレルショップや雑貨店、飲食店、サービス関連の窓口などが入る大規模複合商業施設です。
また、国道246号線を挟んでイオンの反対側には、ホームセンター「カインズ秦野店」があります。駅の東側で金目川と水無川が合流する辺りにあるのは「秦野ショッピングセンター」です。ドラッグストアや100円ショップ、食品スーパー、家電量販店が入るとても便利な商業施設として人気を集めています。
「東海大学前」駅周辺は、スーパーマーケットが充実していることが特徴です。駅南口には、駅隣接の「小田急マルシェ東海大学前」があり、ファーストフード店や100円ショップが入っています。駅南口からは、平塚市内になりますが「ザ・ビッグ平塚真田店」に徒歩7分ほどでアクセス可能です。
「渋沢」駅周辺には、駅直結の「Odakyu OX」のほか、「小田原百貨店渋沢店」などの食品スーパーが点在しています。「鶴巻温泉」駅付近には食品スーパー「フードワン鶴巻店」があります。
このように、秦野市の主要駅周辺は商業施設が充実しており、日常のお買い物にとても便利なエリアです。

神奈川県秦野市の教育環境（学区）

秦野市には公立小学校が13校あります。
秦野市では、多様で変化の激しいこれからの社会をたくましく生きることができるよう、確かな学力と豊かな人間性、健やかな体の育成を目指して、幼小中一貫教育に取り組んでいます。
また、秦野市では小中学校にICT支援員を配置して、校務や教育活動の効率化を図ったり、外国語支援助手を配置したりしていることも特徴的です。東海大学と連携しての異文化理解講座の実施や、大学生を教科学習支援員に抜擢するなどして指導を充実させていることも、興味深い取り組みといえるでしょう。
秦野市で、保護者からの評判がよい小学校はいくつかありますが、ここでその中から2校をご紹介しておきましょう。
南が丘地区にある「南が丘小学校」は、森の中にある校庭の広い小学校です。校内は清潔で、児童が快適に学べる環境が整えられています。校外学習が多く、指導に熱心な教諭も多いと評判です。
秦野駅にほど近い文京町にある「本町小学校」も人気の小学校です。秦野市の中心地にある小学校ですが、校庭は広々としていて、バザーなどのイベントもよく行われているようです。

神奈川県秦野市の治安

秦野市は治安の良い街といえます。粗暴犯や侵入窃盗、公然わいせつ、自転車盗難などの発生件数も他市に比べるとそれほど多くはありません。万引きが73件、自転車盗難が57件程度です。
ちなみに、神奈川県警の発表によれば、2020年（令和2年）の秦野市における凶悪犯や粗暴犯などの刑事犯の件数は459件で、916件の平塚市の約半分でした。
秦野市で注意すべきことを挙げるとすれば、夜の街灯の少なさです。治安の良い街だとはいえ、夜間に外出する際は、住宅地などの暗がりには十分に注意することをおすすめします。やはり、日頃からの防犯に対する心構えは重要です。
東海大学前駅周辺は、秦野市内でも特に安心感のあるエリアです。警察によるパトロールも頻繁に行われています。

神奈川県秦野市の地盤の強さ

秦野市は、丹沢山地の大山・三ノ塔・塔ノ岳・鍋割山などの標高1,200～1,500m級の、谷の深い壮年期の山々に囲まれた盆地形状の市です。南には隆起してできた渋沢丘陵があり、これらの山々や丘陵を水源とした複数の川が、南東または東に向かって流れています。
秦野盆地の地質は、緑色凝灰岩の上に砂礫と火山灰などが層状に堆積して構成されています。砂礫は盆地中央を流れる水無川、盆地西側を流れる四十八瀬川、東側を流れる金目川などが運んだものです。市街地は、このような砂礫が堆積した複合扇状地を中心に発達しています。水無川の水流が大倉付近で伏流水になり、今泉や平沢付近で湧き出しているのはこのためです。
火山灰は富士山や箱根火山からのもので、火山灰や軽石・軽石流なども含み、盆地の中央で150mほど堆積していると推定されています。
住宅地の多くはローム台地で比較的揺れにくく、液状化しにくい地盤です。秦野駅の南に位置する今泉地区などの火山性丘陵は、火砕流堆積地が浸食で平坦になった地域で、やはり揺れにくい地盤です。水無川と金目川に囲まれた本町などは、扇状地で比較的揺れにくいのですが、傾斜が緩い部分は液状化の可能性があります。渋沢丘陵にある千村地区などは、丘陵地で比較的揺れにくく、液状化しにくい地盤です。「東海大学前」駅に近い南矢名地区の一部は谷底低地で、比較的揺れにくいのですが、液状化の可能性があります。
秦野市には秦野断層と渋沢断層という既知の断層がありますが、約2,500年前に活動したと推測されているものの、詳細についてはまだわかっていません。

神奈川県秦野市の医療施設

「秦野赤十字病院」は、15の診療科と消化器病センターをもつ総合病院です。地域の中核病院で、救急診療を行う急性期病院になっています。この病院には派遣型救急ワークステーションが設置されており、救急要請があった場合、必要に応じて医師や看護士も救急車でかけつけられる体制が整っています。秦野赤十字病院には、秦野駅からバスでアクセス可能です。
「国立病院機構 神奈川病院」は、370床の病床を持つ総合病院です。成育医療や呼吸器疾患、重症心身障害・腎疾患などに関する専門的な医療に定評があります。神奈川病院も秦野駅からバスでアクセス可能です。
秦野市には、これらの病院以外にも各診療科のクリニックが点在しています。「秦野市歯科休日急患診療所」や「秦野市休日夜間急患診療所」といった、平日夜間と休日に診療を行っている施設もあるので、秦野市の医療施設は充実しているといえるでしょう。
秦野市内には、主要駅周辺を中心に、老人ホームやデイサービスなどの介護施設も充実しています。老若男女、誰もが安心して住める街、それが秦野市です。