【千葉県市原市編】おすすめ
ハウスメーカー・工務店22社　比較一覧

市原市のハウスメーカー・工務店の選び方

まず着目したいポイント
ハウスメーカー・工務店を選ぶときのポイントは、大きく下記４つです。

【坪単価】
ローコストハウスメーカーやフルオーダー対応ハウスメーカーなど、ハウスメーカーによって坪単価は大きく異なります。

・ローコストハウスメーカー：坪単価40万〜60万円
・中堅〜大手ハウスメーカー：坪単価60万〜80万円
・大手ハウスメーカー：坪単価80万〜100万円以上
・鉄骨造・フルオーダー住宅対応ハウスメーカー：坪単価100万円以上

自分の予算に合ったメーカーでまず絞り込みをするのがコツです。

【対応構造】
木造・鉄骨造等、構造で家の価格も間取りも外観も随分と変わってきます。
まずは「どの構造で建てたいか」を決めておくと「自分に合った」メーカーを探しやすくなります。

【対応エリア】
すべてのメーカーが市原市に対応しているわけではありません。
「自分の建てたい地域で営業している」事は最低限の足切り指標になります。

【自分のこだわり・地域の特徴】
市原市は千葉県の中で最も広い市域を有しています。
市内は「養老川」「村田川」「椎津川」3つの河川流域に分かれ、多様な自然環境に恵まれています。
一方、養老川は東京湾に注いでいる市内最大の河川ですが、川沿いのエリアは水害によるダメージが大きい可能性があると予測されています。
更に、市内の北部は東京湾に面しており、地震や台風による被害も考えられます。
実際に、市原市北部に位置する五井では、2019年に発生した台風15号による暴風の影響でゴルフ練習場の鉄柱が民家に倒壊するなどの被害がありました。
そのような市原市では「災害」に強く「耐久性」に優れた家づくりができるかが重要となります。

▼上記ポイントについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください
・坪単価：ハウスメーカーの坪単価比較一覧表【2024年】！ランキングより特徴を確認すべき理由
・対応構造：注文住宅の構造・工法の種類は？流れや建築依頼先などの基礎知識も解説
・対応エリア：住みたいエリアから注文住宅ハウスメーカーを検索！
・特徴：大手ハウスメーカー28社の特徴を一覧表で徹底比較｜注文住宅のこだわり別の比較表公開

「決める直前」に確認すべきこと
国土交通省の調べでは、注文住宅を建てた人の半分以上が施工の依頼先を「住宅展示場」で見つけていますが、モデルルームを見ただけではわからないところもしっかり確認したうえで、最終判断をすることが大事です。

1.「災害」に強く「耐久性」に優れた家づくりができるか確認する
2.「着工後の変更」は可能か確認する
3.建築後の費用、アフターサービスや保証を確認する
4.営業担当者の人柄・スキルを確認する

参考：国土交通省「令和元年度 住宅市場動向調査報告書（2.1.3 施工者・物件に関する情報収集方法）」

▼こちらで詳しく解説しています。
【プロ直伝】自分に合うハウスメーカーの選び方を徹底伝授

市原市のハウスメーカー事情

市原市は「養老川」をはじめとする複数の河川が流れ、水害が多い市です。
加えて、東京湾に面した市内の北部は埋立地となっており、他の地域よりも低地となっています。そのため、北部に位置する「五井」や「白金町」周辺は、地震や台風による津波の被害が予測されています。
以上のことから、市原市で人気のハウスメーカーは「災害対策」や「耐久性」に優れた所になります。

参考：市原市役所「津波の浸水想定区域について」

ここからは市原市で人気のハウスメーカー3選をご紹介します。

【ユニバーサルホーム】
ユニバーサルホームは、ある程度の「床下浸水」を防ぐことが可能な「地熱床システム」を標準装備しています。
床下浸水は、床下に設けられた通気口から雨水などが流れ込むことで起きます。
「地熱床システム」は床下をコンクリートなどで完全密閉することで、水の流れ込みを防ぐことが可能です。
市原市のように水害のリスクがある地域には、おすすめのハウスメーカーです。

▼ユニバーサルホームについてはこちらで詳しく解説しています。
ユニバーサルホームの評判・口コミは？坪単価や特徴、メリット・デメリットも紹介

【セキスイハイム】
セキスイハイムは、災害に強い家づくりを得意としています。
なかでも「STAY&WORK MODEL with PETS」は太陽光発電システムと蓄電池システムにより、在宅避難でも普段と近い暮らしを実現できます。
加えて、雨水の侵入を防ぐ気密性の高さ、水害にも耐える高い耐久性を持つ家づくりが得意なため、市原市でも人気があるハウスメーカーです。

▼セキスイハイムについてはこちらで詳しく解説しています。
化学メーカーならではのレベルの違う品質と施工精度 セキスイハイムがつくる理想の邸宅
【2024年最新版】セキスイハイムの坪単価と良い評判・悪い評判|アンケート調査に基づいて、口コミ・評価を解説

【パナソニックホームズ】
パナソニックホームズは耐久性に優れた家づくりを得意としているハウスメーカーです。
超高層ビルにも使われる制震技術を採用し、繰り返す地震でもゆがまない強靭な構造となっています。
風水害対策も抜群で、被害を受けやすい窓などの出入り口には飛散を抑える防災合わせガラスや高耐風圧シャッターなどの装備の提案を行っています。
防災への意識が高い市原市にとって最適なハウスメーカーです。

▼パナソニックホームズについてはこちらで詳しく解説しています。
パナソニック ホームズの坪単価はいくら？実際の費用内訳や独自の強みを大公開

市原市の注文住宅の最新トレンド

これまで解説してきた様に、市原市では「災害対策」や「耐久性」が家づくりにおいて欠かせないポイントとなっています。

そんな市原市の家の最新トレンドは主に以下の3つです。

「防水性の高い外壁」が人気
特に市原市のように水害の危険性が高い地域では、防水性の高い外壁はぜひ取り入れておきたいものです。
定期的なメンテナンスが必要になるので、ランニングコストがややかかりますが、玄関や掃き出し窓にも防水性の高い素材を用い、なおかつ密閉できる仕様にすることで、家屋内への浸水を回避できます。
比較的取り入れやすく、日当たりを損なうこともないため、水害対策をしっかり行いたい方におすすめです。

▼「水害に強い家」についてはこちらで詳しく解説しています。
水害に強い家とは？注文住宅のポイントとおすすめハウスメーカー5社

「高床式住居」が人気
「高床式住居」は、水害の危険性が高い地域でも住宅への浸水を防ぎやすくなると、市原市で人気を集めています。
高床式住居とは、住宅の基礎部分である床を高くすることで万が一の浸水に備える方法です。水害対策以外にも、床下を有効活用できるというメリットもあり、屋根付きの駐車スペースの確保などができます。

▼「水害に強い家」についてはこちらで解説しています。
水害に強い家とは？注文住宅のポイントとおすすめハウスメーカー5社

「蓄電池システム」が人気
災害対策として、在宅避難ができる家づくりにも注目が集まっています。
もし、市原市で大規模の停電が起きた場合、水道、ガス、電気、トイレが使えないという状況が続く可能性があると予想されています。
そのような状況が続けば、精神的にも衛生的にも悪影響を及ぼすかもしれません。
蓄電池システムがあれば、時間や天候を問わず電気を使用することができます。

▼「蓄電池システム」についてはこちらで詳しく解説しています。
在宅避難できる家づくりのポイント！体験談や注意点もあわせて解説