大阪府大阪市都島区 | 注文住宅特集

大阪市の北東部に位置する都島区は1943年（昭和18年）に誕生した区です。北は淀川、西は大川、南は寝屋川に接しており、区南部の京橋駅周辺は大阪市内でも有数の繁華街です。区の北部から中部の淀川沿岸は工場が立ち並ぶ工業地帯でしたが、公害が社会問題化した1970年代以降は工場の転出が相次ぎ、カネボウ工場跡地の「ベルパークシティ」など大規模マンション地帯へと姿を変えていきました。区の花は桜で、大川沿いの「毛馬桜之宮公園」と「藤田邸跡公園」は桜の名所として知られています。藤田邸跡公園内には、国宝の「曜変天目茶碗」など数々の東洋美術の名品を所蔵する「藤田美術館」があります。ここでは、都島区の通勤時間や住みやすさについてまとめました。

大阪府大阪市都島区の商業施設

JRや大阪メトロ長堀鶴見緑地線、京阪本線が乗り入れる「京橋」駅周辺は、駅に直結した「京阪モール」をはじめ、複数の複合商業施設やスーパー、大型電気店などがあり、買い物にとても便利です。スーパーは、京阪モール内に「成城石井京阪モール店」、徒歩圏内に「ライフ京橋店」「業務スーパー京橋店」「マックスバリュ京橋店」などがあります。
大阪メトロ谷町線の「都島」駅から徒歩約2分の場所には、24時間営業のスーパー「グルメシティ都島本通店」「関西スーパー善源寺店」「デイリーカナート都島店」「スーパーマルハチ都島店」など複数のスーパーがあります。
JR「桜ノ宮」駅周辺の商業施設は少なめですが、駅から徒歩約7分の場所にスーパー「パントリー都島店」があります。
区東側の住宅街エリアにある大阪メトロ谷町線「野江内代（のえうちんだい）」駅周辺は、徒歩圏内に「関西スーパー内代店」や「マルトモ」など複数のスーパーやホームセンター、ドラッグストアなどがあり、日常の買い物に便利です。
藤田邸跡公園の目の前にあるJR「大阪城北詰」駅周辺には、スーパーなどの商業施設はありません。しかし、隣駅の京橋駅までは電車で1駅、徒歩でも楽に行ける距離で、買い物にはさほど困らないでしょう。

大阪府大阪市都島区の教育環境（学区）

都島区内には公立小学校が9校あります。都島駅から徒歩20分、阪神高速12号守口線近くの「友渕小学校」は、「高倉小学校」から1981年（昭和56年）に分かれて開校しました。学区内にベルパークシティやセントプレイスシティなどの大規模マンションがあり、児童数は2020年(令和2年)4月時点で1,600人超と大阪市で最も児童数の多い小学校です。本校に3年生から6年生までが通い、1年生と2年生は「毛馬桜ノ宮公園」そばにある分校に通学しています。
京橋駅近くにある「桜宮小学校」は、1906年（明治39年）に開校した都島区で最も歴史の古い小学校です。校名の由来でもある桜の名所「櫻宮神社」にちなみ、桜の花が校章や校歌に使われています。
野江内代駅近くにある「内代小学校」は、児童数200人弱、全学年1クラス編成の小規模校です。校内にはシンボルツリーであるケヤキの木をはじめ、桜の木や菜園、花壇に加え、淀川のような自然が再現されているビオトープ「子どもの森」があります。自然とふれあいながら学ぶ環境が整えられているのが特徴です。また、校内の田んぼでは5年生が毎年米づくりを行っています。

大阪府大阪市都島区の治安

都島区の刑法犯罪総数は大阪府警が公表している「犯罪統計」によると、2020年（令和2年）で1,015件、犯罪発生率は0.96%でさほど高くありません。
犯罪のうち目立つのが自転車盗で393件です。車上ねらいやオートバイ盗も多いので、駐輪・駐車する際には、施錠など防犯対策をきちんとしておきましょう。
都島区には住宅地も多いのですが、空き巣などの侵入盗の件数は25件で比較的少ないといえます。また、公然わいせつやひったくり、路上強盗も少ないので女性やシニアも安心して歩けるエリアといえるでしょう。もちろん、夜道や夜の公園など暗い場所、人気のない場所での一人歩きは避けてください。
都島区では子どもがトラブルに巻き込まれそうになったときに駆け込んで助けを求めることができる「子ども110番の家」活動を推進しており、通学路沿いを中心に数多くの家庭や店舗・事業所が登録されています。

大阪府大阪市都島区の地盤の強さ

都島区は、ほぼ全域が大阪平野の平地に属しています。北部は淀川、西部は大川、南部は寝屋川が流れています。片町と網島町の全域、毛馬町や善源寺町、中野町、都島本通町の一部地域など、河川に接する地域の地形は「自然堤防」に属しており、友渕町や高倉町、大東町、内代町、御幸町など都島区のその他地域の大半は「後背湿地」に相当します。
自然堤防は河川の氾濫により運ばれた砂や砂利が堆積して形成された地形です。つまり、川の運ぶ土砂がたまりやすい場所で、周囲より少し高くなっています。砂分を多く含み、周囲の低地よりは水はけがよいため、古くからの集落は自然堤防上に形作られることが多く、低地においては比較的安全な場所です。もちろん、強固な岩盤に支えられた台地や丘陵地などと比較すると軟弱な地盤であり、強い地震の場合は液状化のリスクもあるので、適切な強化対策が必要でしょう。
後背湿地は、自然堤防の背後に形成される平らな湿地、洪水で自然堤防を越えた氾濫水が滞留し続けて、細かい泥や粘土、有機質土などが堆積して形成された地盤です。細かい土が積もっている後背湿地は、水はけが悪く、乾きにくいことから主に水田などに利用されてきました。しかし、都島区のように近代に都市化が進んだ地域では、工場用地や住宅地として開発されており、自然堤防と後背湿地を見分けるのは難しくなっています。
後背湿地の地盤は、非常に軟弱で揺れやすい地盤です。また、自然堤防よりさらに液状化リスクが高いので、適切な地盤強化対策が必須です。

大阪府大阪市都島区の医療施設

都島区内は医療施設が充実しており各科のクリニックが120施設以上と人口あたりで大阪市の平均を上回っており、医療環境は恵まれています。
都島駅から徒歩約3分、桜の宮駅から徒歩約7分の大規模総合病院「大阪市立総合センター」は10以上の領域・臓器別センター、58の診療科を擁する大阪市の中核病院です。1,000以上の病床があり高度急性期医療を提供しています。他にも京橋駅近くの「東朋病院」「聖和病院」などの総合病院があります。
京橋駅周辺には各科のクリニックがそろっており、平日夕方以降の診療を行っているところもあり、仕事帰りの通院に便利です。
また、都島区の介護施設は合計160以上あり、全国平均を優に上回っています。大阪城北詰駅から徒歩約1分、京橋駅から徒歩約5分の「網島の郷」など介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム）が区内に4カ所あります。その他、有料老人ホームや介護老人保健施設（老健）、介護付き高齢者住宅（サービス付き高齢者向け住宅）、グループホームなどさまざまなスタイルの老人施設が区内に数多く存在します。

大阪府大阪市都島区の家づくりアドバイス

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