大阪府池田市 | 注文住宅特集

池田市は大阪府北部にあり、南は豊中市、北と東は箕面市と隣り合い、西側は兵庫県に接しています。日清食品の創業者・安藤百福氏が世界で初めてインスタントラーメンを発明した地であり、阪急東宝グループの創始者である小林一三氏が邸宅を構えたことでも知られるなど、偉人ゆかりの地でもあります。
市内の鉄道各駅から梅田エリアまで電車で20～30分程度という非常に利便性の高い場所にありながら、自然豊かで静かな環境にも恵まれています。珍獣ウォンバットがいる「市立五月山動物園」や“落語みゅーじあむ”こと「上方落語資料展示館」など見どころも多数です。ここでは池田市の住みやすさなどについてまとめました。

大阪府池田市の商業施設

阪急宝塚本線「池田駅」の構内には専門店街「阪急池田ブランマルシェ」があります。ここにはメディアでもしばしば取り上げられる米専門店の「ガッツうまい米橋本　池田店」が入っています。カウンターのイートインスペースがあり、おにぎりと豚汁を楽しめると人気です。ほかにも銘菓店や衣料品店、書店などが並んでいます。
池田駅の南側にあるのは、駅直結の地上4階、地下1階のショッピングモール「サンシティ池田」です。スーパーマーケット「阪急オアシス」がB1階にあるほか、飲食店、衣料品店、雑貨店、整骨院、美容院、各科クリニックなどのテナントが集まっています。2019年（令和元年）には、池田市立図書館本館がサンシティ3階に新たにオープンしました。図書館には絵本が充実した「キッズコーナー」や10代向けの本を集めた「10’sコーナー」などが設けられています。ほか、池田駅そばには「ダイエー池田駅前店」もあります。
阪急宝塚本線と阪急箕面線が乗り入れる「石橋阪大前」の周辺にも、「阪急オアシス」や関西圏で展開する「食品館アプロ」「三杉屋」など複数のスーパーが徒歩圏にあるため、日常の買い物に困ることはないでしょう。

大阪府池田市の教育環境（学区）

池田市には漫画家の手塚治虫氏など著名人を多数輩出している名門国立校「大阪教育大学附属池田小学校」や附属中、附属高があり、市内の教育意識も非常に高いエリアといえます。
市ではグローバル化や価値観の多様化などに合わせて2016年（平成28年）から「教育日本一」という目標を掲げ、民間の外部指導員とも連携して英語教育やICT教育なども充実させています。部活動では「代打の神様」こと元阪神タイガースの八木裕氏や競泳の五輪メダリスト・中西悠子氏など著名アスリートが指導に携わっています。
市内には公立の5学園で小中一貫教育の取り組みを行っています。中でも伏尾台にある「ほそごう学園」は、2018年（平成30年）に発足した府内で3番目となる「義務教育学校」です。市内すべてのエリアから集まった小1から中3に当たる学年の児童・生徒が、同じ施設で過ごし学ぶことができます。
また、池田市では、池田市に本社がある自動車会社「ダイハツ」の協力を得て、第3子以上を出産した市民にダイハツの新車を3年間無償で貸与する「エンゼル車提供制度」というユニークな試みも行われています。「子ども・子育て支援日本一のまち」を目指すためのあらゆる施策が進められているのです。

大阪府池田市の治安

大阪府警が公表しているデータによると、2020年（令和2年）中に池田市内で発生した刑法犯罪件数総数は450件でした。人口あたりの犯罪発生率は大阪市全体の1.2％と比べてはるかに下回る0.4％程度に過ぎず、同じ北摂エリアの吹田市や箕面市と同等の水準です。池田市で起きる犯罪で最も多いのは自転車盗の122件です。
池田市では府警の元警察官を中心とした「安全パトロール隊」が編成されており、3台の青色防犯パトロール車で、市内の全小学校や園、主要な公園、公共施設などを巡回しています。
ただし、池田市を含む北摂エリアは平均地価水準が高めで高級住宅街も多く、高齢者世帯を主なターゲットにしたいわゆる「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」「カードのすり替え」などの特殊詐欺が多発しています。2018年（平成30年）の被害件数では、池田市を含む北摂5市が府下の被害件数ワースト5となっています。市による熱心な啓発活動も行われていますが、知らない番号からかかってきた電話には出ないなど自衛も必要です。おかしいと感じたらすぐに警察に相談しましょう。

大阪府池田市の地盤の強さ

池田市には北摂地域から六甲山方面に伸びる「有馬−高槻断層帯」があり、市の中央部にある観光スポット「五月山」山麓付近の「五月丘断層」や「坊島断層」、南側には「野畑断層」などが走っています。
池田市の五月山より北側のエリアの大半は「山地」で、市の南側は「台地」で占められています。どちらも一般的に強固な地盤とされていますが、猪名川周辺には「自然堤防」と「扇状地」が広がっており、池田駅付近も扇状地に相当します。これらの場所では大雨の時には土砂災害が発生することがあるため要注意です。
また、ダイハツの工場がある「ダイハツ町」や付近の神田4丁目などは、猪名川の「旧河道」に相当し、地震に弱く液状化のリスクが高めであると考えられます。
そのほか、神田3丁目付近など砂や粘土などで構成された猪名川沿いの低地も、地下にやわらかい地層があることが多い傾向です。地盤に起因して家が傾いてしまったりする不同沈下のリスクがあります。このような軟弱な地盤では、調査の上で基礎補強対策をすることが欠かせません。
池田市では人々がより安心で安全な日常生活を送れるように、「池田市世界に誇れる安全で安心なまちづくり条例」を2010年（平成22年）に制定し、さらに昨今の自然災害の激甚化をふまえてアップデートした「池田市国土強靭化地域計画」を進めています。市では都市構造の不燃化・耐震化、治山・治水事業の促進、緊急避難施設の整備と緊急物資の確保、迅速な救助・救急体制の整備、ライフラインの復旧などに取り組んでおり、災害に対する備えがしっかりとなされた街だといえるでしょう。

大阪府池田市の医療施設

阪急宝塚線「池田駅」から徒歩12分ほどの城南3丁目には大型総合病院の「市立池田病院」があります。市立池田病院は大阪府のがん診療拠点病院として、腹腔鏡手術、内視鏡治療、放射線治療、抗がん剤による薬物療法などの幅広く高度ながん診療を実践しています。形成外科と協力しながら乳房再建術も行っています。また、24時間体制で救急診療にも取り組んでいるため、万が一のときにも安心です。池田駅の周辺には内科や小児科をはじめ、産婦人科、皮膚科、眼科など各科のクリニックもそろっています。
「石橋阪大前駅」の近隣には総合病院の「マックシール巽病院」があり、リハビリテーション部門が充実しています。巽病院では要介護の方の自立を目指す老人保健施設も併設されており、地域の介護福祉における中心的な役割を担っています。
池田市の介護施設数はほぼ全国平均水準にあり、介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム）は「ハートフルふしお」「ほほえみの園」「オレンジ池田」など数カ所が点在しています。

大阪府池田市の家づくりアドバイス

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