大阪府吹田市 | 注文住宅特集

吹田（すいた）市は大阪府の北摂地域にある中核市で、大阪市中心部にも近い自然豊かな街です。吹田市から豊中市にまたがる「千里ニュータウン」は日本初の大規模ニュータウンで、マンションや戸建ての住宅街が広がっています。鉄道はJR京都線、阪急各線など5つの事業者による8路線があり、京都方面や兵庫方面にもアクセスしやすいでしょう。また、吹田JCTは「名神高速道路」「近畿自動車道」「中国自動車道」が集約する道路交通の要です。1970年（昭和45年）に開催された大阪万博の会場跡地である「万博記念公園」には大型複合施設の「EXPOCITY」があり、大観覧車やショッピング、グルメを楽しむ人々で賑わいます。ここでは吹田市についてまとめています。

大阪府吹田市の商業施設

大阪メトロ御堂筋線の終点にあたる「江坂」駅を出て西側すぐにショッピングモール「カリーノ江坂」があり、その隣に複合商業施設「江坂オッツ」があります。
カリーノ江坂には「ファッションセンターしまむら」や「東急ハンズ」などが入っており、江坂オッツには「ユニクロ」「ダイソー」などがあります。その他、駅周辺には「ダイエー」「KOHYO」「業務スーパー」「関西スーパー」などスーパーも多く、日常の買い物にも便利です。
JR京都線「吹田」駅そばには「イオン吹田店」があります。また、北口を出て徒歩5分ほどにはショッピングモール「吹田グリーンプレイス」があり、スーパーの「阪急オアシス吹田片山店」や「ユニクロ」、100円ショップの「Can Do」などが入っています。屋外の休憩スペースは花壇が整備されており、居心地のよい空間です。
大阪モノレール「万博記念公園駅」から徒歩約2分、公園内には大型の複合商業施設「EXPOCITY」があります。万博記念公園にはサッカーJリーグ・ガンバ大阪の本拠地「パナソニックスタジアム吹田」もあり賑わっています。

大阪府吹田市の教育環境（学区）

旧帝大・大阪大の医学部と工学部、関西大のメインキャンパスと附属中・高などがある吹田市には、公立小学校が36校、公立中学校が18校あります。すべての小中ブロックで、小中一貫教育が推し進められているのが特徴です。情報の共有などにより、義務教育9年間での一貫性・継続性のある指導の充実を図っています。
江坂駅に近い「豊津第一小学校」や、吹田市の最も東側、摂津市に近いエリアにある「南山田小学校」などは全校児童が1000人を超えるマンモス校です。
36校すべての小学校内には公設の学童クラブ「留守家庭児童育成室」が設置されています。吹田市の場合、学童クラブの対象学年が小学校4年生までと比較的長めです。料金も通常時間の利用で月6,000円程度に抑えられています。ただし、延長利用は午後6時30分までとやや早めです。

大阪府吹田市の治安

大阪府警が公表しているデータによると、2020年（令和2年）に発生した吹田市の刑法犯罪総数は1,576件で、同じ北摂エリアにあり人口が同程度の高槻市よりやや少ない数字です。同年12月1日の推定人口38万4,786人から算出すると人口10万人当たりの犯罪発生件数は約410件で、大阪市平均の約1227件と比べると3分の1程度の水準にとどまっています。吹田市は大阪市内に近いエリアの中では落ち着いた街並みが多く、安心して住めるエリアといえそうです。
吹田市で目立つ犯罪は、自転車盗、車上ねらい、オートバイ盗などです。自転車や車、オートバイなどから離れるときは、二重ロックや施錠などの基本的な防犯対策を忘れずに行いましょう。置き引きによる被害も少なくないため、注意が必要です。
大阪府警吹田警察署は市の南部にある阪急千里線・吹田駅から徒歩12分ほどの位置にあり、管内には2020年（令和2年）時点で交番が17カ所あります。管轄エリア内では各交番の警察官や警ら用無線自動車6台がパトロールを行っています。
また、地域が協力して活動する「青色防犯パトロール活動」団体が2019年（令和元年）時点で市内に23あり、子どもの見守り活動などで地域の防犯に協力しています。

大阪府吹田市の地盤の強さ

大阪府の北部に位置する吹田市の北部には、北摂山系から続く標高20mから120m程度のなだらかな「千里丘陵」があり、南部には安威川や神崎川の周りに標高10mほどの「低地」が形成されています。
「千里ニュータウン」もある吹田市北部エリアの丘陵地は、段丘礫（れき）層が基盤です。その上に砂質土や粘性土、風化礫などが堆積しています。水はけがよく、沈下もほとんどないため、宅地の地盤としては比較的良好です。
ただし、丘陵地には起伏があるため、土地を均すために切り土や盛り土などの造成が行われている可能性が十分にあります。切り土主体の土地は良好な地盤のままであることが多いのですが、盛り土主体の土地は自然地盤よりも不安定になり、不同沈下が発生しやすくなります。その場合は、住宅を建てる際は地盤改良工事が必要です。
南部に広がる低地は、砂質土と粘性土が交互に堆積した軟弱地盤が発達しており、液状化現象が発生するリスクが高い土地です。液状化現象とは、地震などの強い揺れにより、砂地盤が一時的に液体のような状態になり、砂粒子の間の水分が地表に押し出される現象です。液状化現象が発生すると、建物が倒壊したり地中の水道管などが破損したりする恐れがあります。適切な地盤改良工事や基礎選定など、耐震性の高い家づくりを心がける必要があります。

大阪府吹田市の医療施設

吹田市には万博記念公園の北側に、高度急性期医療と日本の先進的医療の開発・研究を担う病床数1,086床の大規模総合病院「大阪大学医学部附属病院」があり、医療環境に関しては非常に恵まれています。
また、JR吹田駅の近くには31診療科、病床440床の「大阪府済生会吹田病院」があります。こちらも大阪府がん診療拠点病院などに指定されているほか、NICUがある周産期センターも設置されており安心です。
一般のクリニックも多く、江坂駅周辺には、内科、外科、消化器内科、整形外科、皮膚科、歯科、眼科などのクリニックがそろっています。
介護施設では介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム）が市内に60施設以上、有料老人ホームは「そんぽの家 万博公園」「ベルパージュ千里けやき通り」など10施設程度です。高齢のご家族とも暮らしやすい街でしょう。