大阪府箕面市 | 注文住宅特集

箕面（みのお）市は府の北西部、北摂地域の一角をなす市です。戦後の1956年（昭和31年）に町村合併で誕生した新しい市で、ベッドタウンとして発展しました。市内北部には落差33mの「箕面大滝」で知られる「明治の森箕面国定公園」があり、市街地にも「箕面さくら並木通り」など見どころが豊富です。箕面市は高級住宅地としても知られており、南西部の「桜井」「桜が丘」「百楽荘」などでは邸宅が目立ちます。大阪メトロ御堂筋線に直結する北大阪急行線が2023年（令和5年）には箕面市内まで延伸される計画で、西宿1丁目付近の終点「箕面萱野（かやの）」駅から梅田まで25分程度となる予定です。ここでは箕面市の住みやすさについてまとめました。

大阪府箕面市の商業施設

阪急箕面線の終点「箕面」駅周辺には「SUPER MARKET KOHYO箕面店」や、高級スーパーの「いかり」もあります。ドラッグストアの「ココカラファイン」も徒歩圏内です。駅付近には人気の温泉施設「大江戸温泉物語・箕面温泉スパーガーデン」もあり、休日を中心に多くの方が訪れます。
「牧落」駅周辺にはスーパーの「北乃屋」があり、近隣の国道171号線沿いにはディスカウントショップの「MEGAドンキホーテ」もあります。
「桜井」駅周辺にあるのは、スーパーマーケットの「ダイエー」と「フレスコ」です。
また、箕面市の新たな中心エリアで、北大阪急行の終点駅が開業する見込みとなっている萱野エリアには、国道423号線沿いに複数の建物からなる大型ショッピングモールの「みのおキューズモール」があります。こちらにはスーパーの「イオンスタイル」を核に、「ユニクロ」「GU」「ABC-MART」「JINS」などの定番ファッションや家電量販店「ジョーシン」などが集まっています。「スターバックス」「タリーズコーヒーwith U」などのカフェやフードコートも入っているため、買い物はもちろん、飲食も楽しめるでしょう。

大阪府箕面市の教育環境（学区）

箕面市には国立の旧・大阪外国語大学を併合した大阪大の外国語学部があり、教育に関する意識が高いエリアです。
市内には公立小学校が14校あり、そのうち「とどろみの森学園」の「止々呂美小学校」、「彩都の丘学園」の「彩都の丘小学校」の2校が小中一貫校です。
彩都の丘小学校は市の北部山間部に開発中のニュータウン「彩都」エリアが学区で、児童数1,000人超の大規模校に成長しています。
止々呂美小学校は府の公立校初の施設一体型小中一貫校です。1972年（昭和47年）に止々呂美中学校との併設校舎が完成したのをきっかけに、小中一貫教育の研究に早くから取り組んでおり、2008年（平成20年）に新築移転して一体型校としてスタートしています。
また、市内には私立ミッションスクール「アサンプション国際小学校」があります。ここでは小・中・高の12年一貫教育を行っており、中学校以降の「イングリッシュコース」では授業を英語で行うなどして英語力を重点的に強化することを目指しています。
そのほか、私立中・高「関西学院千里国際中等部・高等部（SIS）」と同一敷地内に併設された「関西学院大阪インターナショナルスクール（OIS）」があります。就学前児童から通えるOISはSISと互いに施設や美術、音楽などのカリキュラムを共有している珍しい体制を取っています。

大阪府箕面市の治安

大阪府警の公表データによると、2020年（令和2年）に発生した箕面市の刑法犯罪総数は572件で、同年12月1日の推定人口13万6,786人から算出すると人口10万人当たりの犯罪発生件数は約418件でした。これは大阪市平均の約1227件の3分の1以下に過ぎず、箕面市は安心して住める落ち着いたエリアといえそうです。
市では「大阪で一番安全なまち」を目指して防犯対策に力を入れており、2014年（平成26年）には全ての市立小中学校の通学路に防犯カメラ750台を設置するという、府で初めての取り組みを行いました。同様に、市内全ての公園にも合計300台以上の防犯カメラが設置されています。カメラの設置で路上強盗やひったくりなどの街頭犯罪が減少したというデータがあり、防犯カメラの映像で早期の解決につながった事例もあるようです。
市内で最も多い犯罪は自転車盗ですが、被害自転車の半数近くが無施錠だったというデータもあります。油断せずに自転車の施錠を行い、犯罪に巻き込まれるリスクを減らすことが肝心です。

大阪府箕面市の地盤の強さ

箕面市北部の山中は六甲山方面から北摂地域に伸びる「有馬−高槻断層帯」の途中にあり、市内には震源地となりうる「有馬−高槻断層帯」の一部や「坊島断層」「如意谷断層」「小野原断層」などが走っています。
ただし、箕面市の地形は大半が「山地」「丘陵」「砂礫（れき）質台地」に属しており、地震による揺れの心配は大きくなく、液状化のリスクもきわめて低いといえます。
阪急箕面線の箕面駅、桜井駅、牧落駅の周辺エリアはともに川沿いに形成された段丘層の低位面で、地震のリスクも液状化のリスクも低いエリアです。
箕面駅から山側の箕面2丁目、箕面公園の手前付近やアサンプション国際中高がある如意谷周辺も「砂礫質台地」です。ニュータウンの彩都エリアは「丘陵」で、こちらも地盤は丈夫で地震で揺れにくく、液状化の心配もほとんどありません。
一方で、山間部が多い箕面市には大雨時の「土砂災害危険区域」に指定されている場所が多くあります。特に「大江戸温泉物語　箕面温泉スパーガーデン」周辺の温泉町や箕面公園エリア、箕面市上下水道浄水局周辺、彩都トンネル西側出口周辺、阪大箕面キャンパス内などには土砂災害のレッドゾーンに指定されている場所があります。有事に備え避難経路などを確認しておきましょう。
いずれにしても、住宅を建設する前には地盤の調査を行い、適切な改良工事で地盤を強化して液状化などについても対策をとっておきましょう。

大阪府箕面市の医療施設

病気やケガは予期しないときに起こるものですが、近隣に医療施設があれば安心です。箕面市には病床317床の「箕面市立病院」があります。こちらは「地域医療支援病院」で、「大阪府がん診療拠点病院」にも指定されています。箕面駅からはバスで20分程度とやや離れていますが、2023年（令和5年）にはこのエリアに北大阪急行線の新駅「箕面船場阪大前」が開業する予定で、注目の医療機関です。
また、中学生以下の小児が夜間や休日に受診できる「豊能広域子ども急病センター」が萱野エリアにあります。
ほか、隣の豊中市になりますが、24診療科、病床613床の総合病院「市立豊中病院」は桜井駅エリアから車で10分程度の場所にあります。
箕面市の介護施設は介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム）が「紅葉の郷」「白島荘」など6施設程度、有料老人ホームはベネッセ運営の「メディカル・リハビリホームグランダ箕面」や「そんぽの家 箕面」などがあります。