大阪府東大阪市 | 注文住宅特集

人口約50万人の東大阪市は大阪市の東側にある中河内地域の中核都市で、府内では大阪市、堺市に続く3番目の規模です。伝統的に製造業が多く、世界的にも高度な技術を持つ企業が集まる「モノづくりのまち」として知られています。また、日本初のラグビー専用グラウンド「東大阪市花園ラグビー場」では、全国高校ラグビーの開催地でもあります。「ラグビーのまち」としても有名です。交通アクセスも良く、鉄道はJR2路線と大阪メトロ中央線、近鉄各線が走っており、高速の「近畿自動車道」と「阪神高速13号線」は東大阪JCTで交差、大阪外環道こと「国道170号線」などの幹線道路も多く、他府県へのアクセスも便利です。ここでは東大阪市の情報についてまとめています。

大阪府東大阪市の商業施設

東大阪市には1,000台クラスの大駐車場がある郊外型のショッピングモールがあります。JR片町線「徳庵」駅から徒歩約20分、大阪中央環状線沿いに大型ショッピングモール「フレスポ東大阪」があります。ここにはスーパーマーケット「イズミヤ」や、ホームセンターの「コーナン」、家電量販店「ケーズデンキ」、衣料の「ユニクロ」などのショップや、「びっくりドンキー」や「博多ラーメンげんこつ」などの各種レストランが集まっています。ここには1,300台を収容できる無料駐車場があり、EV充電スタンドもあります。
近鉄奈良線「河内小阪」駅北口から徒歩約5分、大阪商業大キャンパスやハウス食品大阪本社の近くには「イオンタウン小阪」があります。ここには、スーパーの「マックスバリュー」のほか、プチプラファッションの「ハニーズ」、「カメラのキタムラ」や100円ショップの「ザダイソー」などがそろっています。
市内最大の駅である近鉄線「布施」駅を出てすぐの場所にあるのは、ショッピングセンターの「ロンモール布施・近鉄ぷらっと」です。ここにはファッションや雑貨を扱う店舗が多くそろい、100円ショップの「Seria」も入っています。

大阪府東大阪市の教育環境（学区）

東大阪市内には近畿大、大阪樟蔭女子大、大阪商業大など4つの大学があり、学生が多く活気あふれるエリアでもあります。公立小学校は市内に51校あり、そのうち恩智川治水緑地に近い「池島学園」と東の山あいにある「くすは縄手南校」の2校は小中一貫教育を行う「義務教育学校」です。
東大阪市では小中一貫教育を重視しており、市独自の教科として小学3年生から中学3年生まで年間15時間の小中一貫教科「夢TRY科」を設けるという珍しい取り組みを行っています。
また、6年生に「中学校登校」で授業や部活動など日常の学校生活を体験させたり、中学校の授業で標準的な教科担任制を一部取り入れたりなどして、いわゆる「中1ギャップ」の解消を狙う積極的な試みがなされています。
市内で人気がある小学校として、花園ラグビー場もある花園中央公園近くの「英田南小学校」があります。1975年（昭和50年）に英田小から分離独立して開校した学校で、2020年（令和2年）5月1日現在の児童数は550人と中規模です。近隣に花園中央公園内の「東大阪市民美術センター」や「東大阪市花園立図書館」などの文化施設もそろっており便利です。
ほかにも、「長瀬北小学校」は1871年（明治4年）創立と非常に歴史が古い学校です。2020年（令和2年）5月の児童数で194人の小規模校で、きめ細やかな指導が評判です。

大阪府東大阪市の治安

大阪府警が公表しているデータによると、2020年（令和2年）に発生した東大阪市の刑法犯罪件数総数は3,858件で、これは人口と同様に大阪府で3番目に多い件数です。東大阪市はやや騒がしいエリアとして名前が挙がることがありますが、同年12月の推計人口49万1,951人に基づくと、人口10万人あたりの犯罪発生件数は784件で大阪市全体の1,233件と比べるとはるかに少ない数値です。
刑法犯罪の内訳では「自転車盗」が1,296件と最も多く、「器物損壊」410件、「傷害」103件、「詐欺」81件などがやや目立ちます。また、南隣の八尾市では2件、北隣の大東市では0件の「ひったくり」が6件起きています。街頭で遭遇する犯罪に注意し、不審な場所に近づいたりすることは避けましょう。
東大阪市でも自治体と地域の協力で数多くの青色防犯パトロール隊が活動し、子どもの見守りなどを行い地域の安全確保に努めています。

大阪府東大阪市の地盤の強さ

東大阪市の大部分は上町台地の東側に広がる沖積低地の平野です。市の地形は大部分が「後背湿地」や寝屋川や恩智川が形成した「自然堤防」に該当します。この地形では砂質土・粘性土などが交互に地層を形成しており、地盤は軟弱で地震で揺れやすく、南海トラフ巨大地震が発生した場合「震度6弱」が想定されています。
一方、大阪外環状線から東側は生駒山系に連なる台地や扇状地で地盤が固く、地震で揺れにくく液状化のリスクも低いエリアです。
東大阪市は、工業用水として大量の地下水をくみ上げ続けた影響で、地盤を形成する粘土層が沈下して起きる地盤沈下に悩まされた時代があります。地盤沈下は1963年（昭和38年）ごろから観測されましたが、地下水の採取制限なども行われ、地盤沈下自体は1980年代以降には沈静化しました。現在でも東大阪内では揚水設備を使っての地下水採取は原則として禁止されています。
これらの地盤沈下により、市内に海抜0m地帯が多数生まれたため、台風などの大雨時に発生する「内水氾濫」による「浸水想定区域」が市内に多く存在しており、布施駅周辺や高井田駅周辺なども最大1m程度の浸水被害が予想されます。事前に避難場所や避難経路を確認しておきましょう。
一方、地下水のくみ上げ規制に伴って地下水の水位が上昇したことで、広範囲にわたる住宅の倒壊の原因となる「液状化」が起こりやすくなっています。東大阪市で住宅を建てる際には、事前に調査を行い適切な補強対策を行うことが必要です。

大阪府東大阪市の医療施設

東大阪市は、市内に総合病院やクリニックなどが数多くあり、医療施設は非常に充実しているといえます。市内を縦断する府道20号線や国道170号線などの幹線道路沿い、主要駅近くなどにも総合病院やクリニックが数多くあり便利です。
近鉄奈良線・八戸ノ里駅より徒歩約12分の場所には病床520床の「市立東大阪医療センター」があります。ここは地域の災害拠点病院で、厚生労働省指定の「地域がん診療連携拠点病院」でもあります。また地域周産期母子医療センターにも指定されており、NICUも6床あります。
東大阪市には介護施設も豊富です。介護老人保険施設（特別養護老人ホーム）はJRおおさか東線「JR長瀬」駅近くの「イースタンビラ」など30施設程度あります。介護付きの有料老人ホームも損害保険ジャパン系列の「そんぽの家　東大阪日下」「そんぽの家　新石切」など10施設程度、その他住宅型の有料老人ホームを合わせると80施設以上あり、充実した環境が整っているエリアといえそうです。