千葉県茂原市 | 注文住宅特集

千葉県茂原市は1952年（昭和27年）に誕生した市で、県のほぼ中央に位置します。人口は約8万8,000人、総面積は99.92キロ平方メートルで、温暖な気候と豊かな自然に恵まれています。日本さくら名所100選に選ばれた「茂原公園」の桜や、毎年80万人以上の人が訪れる「茂原七夕まつり」などが有名です。天然ガスと地下水が豊富で、戦後から化学工業、電子工業が発展しており、現在はハイテク産業を中心とした工業都市として知られています。千葉市や東京都市圏に比較的近く、東京駅や千葉駅へのアクセスも悪くありません。2013年（平成25年）には圏央道が開通し、成田空港や羽田空港へのアクセスもよくなりました。ここでは茂原市の住みやすさについて、商業施設・教育・治安・地盤・医療など、項目に分けてご紹介します。

千葉県茂原市の商業施設

茂原市は、長生郡やいすみ市、大網白里市などを含む茂原商圏を形成しています。市内には大型ショッピングセンター、大型ロードサイト店舗などの商業施設が豊富です。
JR外房線の茂原駅には、ファーストフード店や100円ショップなどが入る駅ビル「アルカード茂原」があり、南口には三越の小型店舗があります。駅から徒歩10分の「ライフガーデン茂原」には、スーパーマーケット「カスミ」や「蔦屋書店」、ドラッグストアなどが集まっています。また、駅から徒歩約25分、市役所の西側にある「茂原マーケットプレイス」には、スーパーマーケット「フードプラザハヤシ」や「ライトオン」、ドラッグストアなどが立ち並びます。
茂原駅から徒歩約15分、新茂原駅から徒歩約20分の県道84号線沿いにある「茂原ショッピングプラザアスモ」は、周辺地域で最も大きなショッピングセンターです。スーパーマーケット「フードプラザハヤシ」、ホームセンター「ケーヨーデイツー」の他、ファッションや雑貨、グルメなど、さまざまな店舗が軒を連ねています。
新茂原駅から徒歩約20分、本納駅から徒歩約25分の場所にスーパーマーケット「ベイシア」があるだけで、両駅近くにはスーパーマーケットはありません。しかし、アスモから新茂原駅、本納駅へと外房線に沿って走る国道128号線沿いには、「ニトリ」や「カインズ」、「ケーズデンキ」、「スシロー」など、さまざまなロードサイド店舗が立地しており、買い物や食事にとても便利です。

千葉県茂原市の教育環境（学区）

茂原市には14の公立小学校があります。茂原駅から徒歩5分の「茂原小学校」は、1873年（明治6年）創立の小学校です。2020年（令和2年）5月時点で、313人の児童が通っています。2012年（平成24年）度から2017年（平成29年）度まで、文部科学省から英語の「教育課程特例校」の指定を受けるなど、10年以上前から英語教育に取り組んでいる学校です。
茂原駅から徒歩約15分の住宅街に位置する「東部小学校」は、1975年（昭和50年）に創立されました。566人の児童が通う、市内最大級の小学校です。保護者は会社員が多く、教育に関心が高い学区でもあります。2021年（令和3年）度からは、文部科学省の「GIGAスクール構想」の実現に向けて、1人1台のタブレット端末を利用した教育に取り組む予定です。
本納駅から徒歩約5分の「本納小学校」は、1873年（明治6年）に創立された小学校で、児童数は168名の小規模校です。本納は門前町と城下町として栄えた歴史ある地区ですが、最近では外房線沿いの宅地開発が進み、都市部からの転居者も多くなっています。2021年（令和3年）度には、近くにある「本納中学校」の敷地内に新校舎が完成します。移転後には市内初の施設併設型小中一貫教育が始まる予定です。

千葉県茂原市の治安

千葉県警が公表している2020年（平成31年・令和元年）の茂原市における刑法犯罪件数は502件です。犯罪件数は減少傾向にあり、2016年（平成28年）の1,038件と比較すると半分以下にまで減少しています。人口あたりの犯罪発生率は0.58%で、これは千葉県の平均0.55%よりも少し高い数値です。
また、空き巣などの窃盗事件が合計366件と最も多く、市内で発生した犯罪全体の約7割を占めています。窃盗犯だけでなく、住居侵入も多いので、自宅や事務所・店舗、自転車、自動車など、被害に遭わないように防犯対策を厳重にしておきましょう。
その他、強制性交等や公然わいせつなどの性犯罪の件数は少ないものの、露出や声かけ、追いかけなどの不審者情報が年に十数件報告されています。子どもの登下校や女性の一人歩き、夜の外出には十分に気をつけるとともに、茂原市が発信する「もばら安全安心メールサービス」を活用して不審者情報や防犯に関する情報を逐一チェックするとよいでしょう。全体的に治安は良好で、凶悪な犯罪に巻き込まれる可能性は低いです。

千葉県茂原市の地盤の強さ

房総半島の中央部に位置する茂原市は、上総丘陵と下総台地、養老川中域台地、一宮川や埴生川により形成された低地、九十九里平野の一部にあたる低地で構成されています。「長生公園」のある押日や緑ヶ丘、六田台などは「丘陵」の分類です。丘陵は標高が比較的低く、1km四方の起伏量が概ね200m以下の斜面からなる土地を指します。茂原北ICの周辺には、火山灰土層（ローム）で覆われている「ローム台地」があります。どちらも地震が起きた際に比較的揺れにくく、液状化もしにくい地盤です。
丘陵の間には、真名など「谷底低地」が点在しています。揺れやすく、液状化する可能性のある地盤です。茂原駅近くの千代田町の一部や綱島、八幡原周辺は、約5ｍ以上の砂礫層や砂質土層からなる「砂礫質台地」です。比較的揺れにくい地盤ですが、場所によって揺れやすい場所もあるので注意が必要です。茂原駅の東側の六ツ野や東部台などは、密度の高い砂からなる「砂州・砂礫州」で、こちらも場所によって揺れやすさが変わります。地盤のリスク自体は高くありませんが、液状化する可能はあります。
中の島など、一宮川の周辺は「後背湿地」で、軟弱な粘性土などからなる軟弱な地盤です。砂州・砂礫州の地域には、一部、御蔵芝など「砂州・砂丘間低地」となっている場所もあり、液状化するリスクが高いので注意が必要です。

千葉県茂原市の医療施設

茂原市内には病院が8件、内科などの診療所が49件、歯科診療所が57件あります。病院や診療所の多くは駅周辺や主要幹線沿いに集まっています。
本納駅から徒歩約12分の「公立長生病院」は、長生郡市広域市町村圏組合が運営する病院です。千葉県の山武夷隅長生保健医療圏における救急基幹センターに指定されており、地域の急性期入院医療とともに救急医療を担っています。その他、本納駅周辺には内科や外科、歯科など7件の診療所があります。
一方、茂原駅周辺には、徒歩約30分の「茂原中央病院」をはじめ、駅前の「山之内病院」など、7つの病院が点在しています。その他、駅の西側を中心に内科や眼科、耳鼻咽喉科、産婦人科、皮膚科、歯科など、数多くの診療所があります。新茂原駅周辺には、内科や泌尿器科、小児科、耳鼻咽喉科、歯科など、8件の診療所があります。
茂原市内には、特別養護老人ホームが8件、有料老人ホームが2件、介護老人保健施設が2件、グループホームが8件あります。その他、デイサービスや訪問介護など、地域密着型の介護サービスもあり、選択肢は豊富です。

千葉県茂原市の家づくりアドバイス

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