千葉県君津市 | 注文住宅特集

君津市は千葉県房総半島のほぼ中央に位置し、千葉県内での面積規模は市原市に続き第2位という広さを誇っています。北西部は、東京湾が面している臨海工業地帯と市街地のあるエリアです。市街地は、木更津市にある東京湾アクアラインへのアクセスに優れており、都内や横浜方面への移動も良好です。内陸部は「鹿野山」などが連なる「房総丘陵」がある緑豊かな地域です。さらに「亀山湖」や「笹川湖」などの湖が多く、地層の関係からも水に恵まれています。渓谷やダム、キャンプ施設に温泉などは都心からの観光客でにぎわいます。ここでは、君津市で生活する上で知っておきたい必要な都心への通勤時間、教育環境や駅周辺の医療施設情報などをまとめました。

千葉県君津市の商業施設

君津市内には、JR内房線と久留里線が走っています。君津市のターミナル駅はJR内房線「君津駅」です。
君津駅南口東側を出て5分ほど歩くと、「アピタ君津店」があります。2階建てのショッピング施設で、食料品や衣料品などの生活必需品は全てそろえられます。100円ショップの「Seria」や書店の「BOOKSえみたす」も入店しています。
ホームセンター「ビバホーム君津店」やベビー用品が購入できる「西松屋君津店」も駅南口付近にあります。ドラッグストアの「マツモトキヨシ君津駅前店」もあるため、薬や化粧品の買い物にも困らないでしょう。また、南口西側へ歩いて行くと家電量販店「ケーズデンキ君津店」もあり、電化製品がほしいときに活躍しそうです。
君津駅北口を西側へ進むとスーパーマーケットが2軒あり、日々の食料品の買い物に便利です。家族連れで人気の「はま寿司 君津東坂田店」や「ビッグボーイ 君津駅前店」などの飲食店が多いのも北口側の特徴でしょう。駅から車で5分くらいの範囲には「イオンスタイル君津」があります。食料品や衣料品はもちろん、スポーツジムがあるためジム通いをしたい方におすすめの商業施設です。
JR久留里線「久留里」駅周辺に大型のショッピング施設はありません。しかし、評判のレストランや蕎麦屋、中華料理店にタイ料理店など、個人経営のお店が大変多いです。駅から車で5分の場所にはスーパーマーケット「吉田屋 久留里店」があり、周辺に暮らす方やキャンプに訪れる方が多く利用しています。
商業施設がそろっているのは君津駅周辺です。そのため、居住地とする場合は君津駅周辺が比較的利便がよい地域といえます。反対に久留里駅周辺などは、自然が豊かで農業が盛んな地域も多いため、のんびりとした土地柄です。

千葉県君津市の教育環境（学区）

君津市で平均年収の高い中学校区は「周西中学校」といわれています。「周西中学校」には、「大和田小学校」と「坂田小学校」を卒業した生徒が通っています。単純に考えると君津市の中で比較的平均年収の高い世帯が、この2つの学区に通っていることになります。
2つの学区が位置するのは、君津駅から車で約5分のあたりです。そして君津駅と東京湾沿いの工業地帯のちょうど中間地点でもあります。そのため君津駅周辺の企業や商業施設、工業地帯で働いている方の世帯が、この学区に多く住んでいると考えられます。さらに東京湾アクアラインへのアクセスもよいことから、車で都心部の企業に通勤することも可能です。平均年収の高い学区には教育熱心な保護者が集まる傾向があるため、勉強に力を入れたいご家庭は学区選びの参考にしましょう。

千葉県君津市の治安

千葉県警が公表している2020年（令和2年）の犯罪発生数を見てみると、千葉市の犯罪総数は6,075件でした。その次を船橋市が3,505件、松戸市が2,733件、市川市が2,558件と続きます。一方君津市の犯罪件数は453件で、千葉市の10％にも満たないことがわかります。
君津市の2016年（平成28年）犯罪総数と2020年（令和2年）犯罪総数を比べてみましょう。2016年（平成28年）は603件と公表されているため、5年後の令和2年には約15%犯罪件数が減っていることになります。
これは、君津市が2011年（平成23年）ごろから行っている「君津市犯罪のない安全で安心なまちづくり計画」による影響が大きいでしょう。2010年（平成22年）に1,390件だった犯罪件数が2014年（平成26年）には910件となり、この5年間では35％も減っているのです。
市内で具体的に行った施策は「不審者情報をメール共有」、警察・地域の業者と連携をとった「配達業者による防犯パトロール」「新入学児童への防犯グッズ貸与」などです。君津市は治安を守るために地域の方々が協力し合い、安全に生活できる環境をつくっています。

千葉県君津市の地盤の強さ

君津市は「房総丘陵」や「小糸川低地」と呼ばれる地形が広がる地域です。「房総丘陵」は安房層群、下総層群、上総層群などの地層群からできています。
上総層群は凝灰岩を挟む砂岩、泥岩などで形成されており、その厚さは約3,000mです。上総層群中部は粗粒砂岩層、中粒砂岩層、細粒砂岩層、砂岩泥岩が交互に堆積し、さらに凝灰岩層などによってできています。比較的若い地層であるため固結化が進んでおらず、堆積時に海水の移動にともなって形成される斜交層理がみられます。そのため、上総層群中部は帯水層となっています。この帯水層に上総層群上部が圧力をかけているため、市内各所で井戸を掘ると水が自噴するというわけです。これらの地層は約250～45万年前までのもので、隆起したことによって丘陵地ができました。丘陵地を住宅として利用する場合は、造成により地盤状態が改変する可能性を考慮しましょう。自然地盤と人工的な盛土のバランスを慎重に考慮し、対策をとる必要があります。
君津駅周辺は「小糸川低地」と呼ばれ、いわゆる沖積層でできた地形です。河川が運んできた土砂や浸食二次堆積土が主体で、砂や砂礫、砂質シルトなどが混在していることが多いでしょう。そして東京湾沿岸の工業地帯は、沖積層の上から埋め立てが行われた地形です。軟弱地盤で形成されていることが多いため、居住地としての選定は慎重に行う必要があります。

千葉県君津市の医療施設

君津駅周辺には、内科・外科では「なかのクリニック」と「水嶋外科内科クリニック」の2軒があります。徒歩5分軒内には歯科が5軒、眼科が1軒です。車で東に5分ほど距離の範囲を広げると、内科・小児科の「谷川クリニック」があります。車で西に5分のところにも小児科があります。
徒歩10分程度のところには、腎臓病などを主に専門とした総合病院の「玄々堂君津病院」があります。この病院から徒歩1分程度のところには、「玄々堂じんクリニック」があり、玄々堂君津病院と連携して人工透析やリハビリステーションを行っています。さらにこのクリニックはサービス付き高齢者向け住宅「ウェル・ヴィレッジ君津」の中にあり、フロアを移動するだけで、透析を受けられるという便利な医療施設です。
君津駅周辺には、訪問介護・訪問入浴・居宅介護支援の「セントケア君津」、訪問介護を専門とする「のどか訪問介護」があります。老人ホームやグループホームは駅周辺にはなく、車で5分以上距離の範囲を広げたところに4軒あります。

久留里駅周辺には医療施設・介護施設はありませんが、徒歩10分まで足を伸ばしたところに内科・小児科の「永峯医院」と歯科が2軒あります。車で5分のところにあるのは、内科・小児科の「まえだクリニック」です。
介護施設は車で5分のところに「特別養護老人ホームあんしん君津」が、さらに車で15分ほどのところまで範囲を広げると、もう1軒特別養護老人ホームがあります。
君津市内の医療施設・老人ホームは君津駅周辺に集中しており、駅近辺を中心に医療・介護に関しても安心して生活できるでしょう。