大阪府 | 注文住宅特集

大阪府は東京に次ぐ大都会であり、西日本の政治や経済、文化、交通の中心的役割を担っています。地勢的には3方向を山に囲まれていながら、大阪湾という海もあり、都市部と自然が共存。海や山に近い地域でも、中心都市である大阪市内へのアクセスは良く、普段は自然を感じながら生活し、ショッピングや仕事は大阪市内というライフスタイルが府内の広範囲で実現できます。
府域は阪神工業地帯の一部をなし、門真市にはパナソニックの本社工場があるなど、工業も盛ん。東大阪市や八尾市は日本有数の中小企業密集地帯としても知られています。
2026年度からは、全国で初めて所得制限のない高校授業料の完全無償化が実施されるなど、先進的な改革に積極的に取り組む姿勢もみられます。

大阪府の注文住宅の平均コスト

注文住宅を建てる際にかかったコストについて、大阪府と全国の平均を比較すると次のようになっています。
大阪府の注文住宅建設費の平均　4125.2万円
全国の注文住宅建設費の平均　3,715.2万円
出典：2022年度　フラット35利用者調査

大阪府の住環境

大阪府は、大きく3つの地域（摂津地方、河内地方、泉州地方）に分けられますが、さらに細かく9地域（大阪市、堺市、豊能地域、三島地域、北河内地域、中河内地域、泉北地域、泉南地域、南河内地域）に分けて語られることもあります。豊能地域や三島地域の一帯は「北摂エリア」とも呼ばれることが多く、大阪市のベッドタウンとして発展してきた住宅地の多いエリア。大阪湾に面し、温暖な気候にも恵まれた泉州地方は、農業や漁業に従事する人も多く、各地で行われるだんじり祭りといった伝統行事でも有名な一帯です。
大阪府内の市町村別の人口をみると、1位が政令指定都市でもある大阪市（約280万人）、離れた2位が東大阪市（約50万人）、3位は豊中市（約40万人）となっています。
府庁所在地の大阪市は、行政や経済の中心都市である一方、大阪城やユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどもあり、海外からも多くの人々が訪れる観光地。2025年開催の大阪・関西万博をきっかけに、さらに多くの観光客で賑わっていくことが見込まれています。

大阪府の子育て世帯におすすめのエリア

東大阪市
大阪市、堺市に続いて人口が多い東大阪市は、生駒山を背景に、都市の便利さと豊かな自然のバランスが良い環境で子育てに取り組める自治体です。
市内には、遊具や施設が揃っている花園中央公園をはじめ、四季折々の自然やハイキングが楽しめる枚岡公園、春にはツツジが咲き誇る大阪府民の森・なるかわ園地といった公園があり、のびのびと子どもを遊ばせることができます。
また、子育てに関する行政情報や支援センターなどで開催される親子イベント情報、専門家からの子どもに関するお役立ち情報など、子育てに役立つ情報がチェックできるアプリ「すくすくトライ」を提供。子育てに関する悩みなどは、直接「子育てサポーター」に相談することも可能です。
教育面でも独自の取り組みを行っており、全中学校区で小中学校の一貫教育を実施。小学3年生から中学3年生まで、独自のテキストを使ってこれからの時代を生きていくための資質や能力を育む小中一貫教科「夢TRY科」といった授業も行っています。

豊中市
教育面という点では、文化庁の文化芸術創造都市としても選出されている北摂エリアの豊中市も魅力的です。
公立の小中学校では、アメリカやニュージーランド、韓国、タイなど、海外の学校との協働学習を中心とした「豊中型国際教育」を実施。グローバル社会に生きるために必要な力を育むレベルの高い教育への取り組みが進められています。
また、市内には服部緑地公園をはじめ、飛行機を見ながら遊べる伊丹スカイパークや、ふれあい緑地、全長110ｍのローラーすべり台がある千里中央公園など、400カ所以上の公園が立地。
乳幼児の遊び場があり、親子イベントも開催している子育て支援センターが11カ所、図書館が11カ所、大学病院や総合病院も市内に複数あり、府内でも上位にランキングされることの多い子育てしやすい街として知られています。

大阪府の中心市街地への通勤・通学におすすめのエリア

大阪市内に通勤・通学する人たちで発展してきたのが吹田市、豊中市、箕面市などがある北摂エリアです。なかでも吹田市は治安も良く、都市の利便性と安心な住環境が両立。JR吹田駅から大阪市の中心である大阪駅まで、わずか9分というアクセスの良さからベッドタウンとしてファミリー層に支持されています。
そのほかのエリアでも、私鉄や地下鉄を含めた鉄道網やモノレール、路線バス網が広い地域に発展していますが、住む場所を決める際には、職場までのアクセスが良い路線を選ぶことが重要。大阪中心部に向かう電車はどれも混雑するので、通勤や通学時の快適性を求めるのであれば始発駅に住むのがおすすめです。なかでも土地の価格とのバランスを考えると、Osaka Metro谷町線の大日駅や八尾南駅周辺などが候補に挙がるでしょう。

大阪府の閑静な地域でおすすめのエリア

中心都市である大阪市は治安の良いエリアとそうでないエリアが比較的はっきりしています。なかでも治安の良さで定評があるのが、大阪城の西側に位置し、犯罪発生率がもっとも低い城東区、閑静な住宅街として知られる帝塚山などがある住吉区、自然が豊かで街路の整備などもゆきとどいた西淀川区です。
大阪市外では、自然を感じる落ち着いた環境に囲まれた箕面市がおすすめ。箕面大滝や紅葉スポットとして有名な箕面公園などがあり、いわゆる高級住宅地も市内に複数存在。交通面でもOsaka Metro御堂筋線に相互乗り入れしている北大阪急行の延伸があり、生活利便性が向上し、大阪郊外の住みやすい街として人気が高まることが予想されます。

大阪府の新路線・延線情報

着々と交通網の充実化が進められる大阪府内。2031年には、大阪駅（うめきたエリア）からJRの難波駅や南海の新今宮駅をつなぐ新路線「なにわ筋線」の開業が予定されています。
完成すると関西国際空港から大阪・梅田間の所要時間は40分程度と10～20分程度短縮。乗り入れを予定している南海電鉄沿線エリアの人気の高まりが予想されます。
そのほか、2029年完成を目標に大阪モノレール線の延伸も進行中です。現在の終点である門真市駅から近鉄奈良線の瓜生堂駅へとつなぎ、５つの駅が新設される予定。すでに接続されている６路線に加え、Osaka Metro長堀鶴見緑地線、JR学研都市線、近鉄けいはんな線、近鉄奈良線の４路線と接続されることで、大阪モノレール線は10路線とのネットワークが形成されることになります。