大阪府大阪市此花区 | 注文住宅特集

大阪市此花区は1925年（大正14年）に誕生しました。北は淀川、南は安治川に囲まれた東西に細長い形をしており、大阪市24区では2番目に広い区です。巨大港の大阪港が西側に展開しており、此花区もその水利を生かして阪神工業地帯の中心地として発展しました。平成以降は再開発が進み、2001年（平成13年）には桜島に「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」がオープンして観光客でにぎわいを見せています。区の西側、大阪港内には2つの巨大な人工島、「舞洲（まいしま）」と「夢洲（ゆめしま）」があります。舞洲には野球場などスポーツ施設が多数集まっており、夢洲は2025年大阪万博の会場として知られています。ここでは、此花区の通勤時間や住みやすさについてまとめました。

大阪府大阪市此花区の商業施設

JR大阪環状線と阪神なんば線が乗り入れるターミナル駅の「西九条」駅周辺は、古くからの街で、駅前に「西九条駅前商店会」があります。大型商業施設はありませんが、西側にスーパーの「ライフ」、東側に「ベストショップ西九条」があります。また、駅前に「西九条駅前商店会」があり、徒歩10分ほどの場所にはホームセンターの「コーナンPRO」と24時間営業のスーパー「ラ・ムー」があります。
JRゆめ咲線「安治川口」駅周辺はスーパーなどがありませんが、ユニバーサルスタジオ前の「ユニバーサルシティ」駅すぐには、大型ショッピングモールの「ユニバーサル・シティウォーク大阪」と「リバーモール」の2つのショッピングモールがあります。ファッションや雑貨などの買い物が楽しめるスポットです。またリバーモール内には、スーパー「まるとみ」があります。
阪神なんば線「千鳥橋」駅にはスーパー「マックスバリュ　エクスプレス」が隣接しています。千鳥橋駅周辺も昔からの街で、「千鳥橋筋商店街」「四貫島中央通商店街」「四貫島森巣橋筋商店街」など複数の商店街がにぎわいを見せています。
阪神なんば線「伝法」駅近くには、スーパーはありません。しかし徒歩圏内に「ライフ　此花伝法店」があるので、買い物をする場所には困らないでしょう。

大阪府大阪市此花区の教育環境（学区）

此花区には8つの公立小学校があります。伝法駅から徒歩約3分、淀川河川敷近くにある「伝法小学校」は1873年（明治6年）創立の歴史ある小学校です。伝法小ではボルダリングや体幹体操などを取り入れた体づくりを通して「学びに向かう力」と「学力の向上」を目指して取り組みを行っています。
西九条駅から徒歩約3分の「西九条小学校」は1902年（明治35年）創立です。2001年（平成13年）には学校創立100周年を記念して、4年生以上の希望者で構成される「ジュニアウインドオーケストラ」が作られ、定期演奏会などの活動を行っています。
安治川口駅から徒歩9分の工業地帯の中にある「島屋小学校」は1922年（大正11年）創立の小学校です。2020年4月時点の児童数は此花区で最も多い878人でした。島屋小学校では学校に隣接している住友電工や新大阪郵便局、日本製鉄などの施設見学など、地域の特色を活かした校外学習を行っています。

大阪府大阪市此花区の治安

大阪府警が公表している此花区の2020年（令和2年）刑法犯罪件数総数は552件でした。人口あたりの犯罪発生率は約0.84%で、大阪市24行政区中では7番目に低い値です。すべての刑法犯罪のうち、自転車盗が最も多く146件発生しています。車上ねらいも多いので駐輪や駐車をする際には、施錠を厳重にしておきましょう。
空き巣などの侵入盗やひったくりなどは少なく、その点では治安のよいエリアであるといえます。ただし、区内各所で女性や子どもに対する声かけや露出、盗撮などのわいせつ事案が発生しているので、人目のない場所での一人歩きには十分に気をつけたほうがよさそうです。防犯ブザーを携帯するなどの自衛策を取り、歩きスマホやイヤホンで音楽などを聴きながら歩くことは避けましょう。
此花区では、青色防犯パトロールカーによる巡視パトロールや地域団体や企業による子ども見守り活動を行うなど、住民の安全確保に努めています。

大阪府大阪市此花区の地盤の強さ

淀川の河口にあり、元々は大阪湾だった場所が陸地化してできた此花区の大部分は「干拓地」と「埋立地」に相当します。西九条1～6丁目、梅香1～3丁目、酉島1～6丁目、朝日1～2丁目、島屋1～6丁目、春日出北1～3丁目、春日出中1～3丁目、春日出南1～3丁目、桜島1～2丁目などの大半が「干拓地」に該当します。伝法2、3、5丁目付近や、高見1～3丁目、四貫島1丁目付近などが「三角州・海底低地」、伝法1丁目や西九条3丁目付近は「旧河道」、港に面した梅町1～2丁目、北港2丁目、常吉1～2丁目や、人工島の舞洲と夢州の全域は「埋立地」に相当します。
干拓地は標高が海面より低く浸水被害のリスクが高い地盤です。埋立地は液状化のリスクが特に高いので、適切な地盤強化対策が必要でしょう。
三角州・海岸低地は河川や海岸の近くに土砂が堆積したり海水面が低下したりすることでできた平坦地で、旧河道は過去に河川が流れていた場所です。どちらも軟弱な地盤なので、適切な地盤強化対策が求められます。
また、此花区の広いエリアで淀川の氾濫や内水氾濫、高潮、南海トラフ巨大地震による津波などで大規模な浸水被害が起こることが想定されています。水害ハザードマップなどを参考に、浸水地域や深さ、避難場所、避難経路の確認を行う必要があります。

大阪府大阪市此花区の医療施設

此花区の病院・クリニックは人口比で全国平均より多めで、特に内科系のクリニックが豊富です。
総合病院では西九条駅から徒歩約3分の場所に482床ある「大阪暁明館病院」があります。ここでは24時間態勢で1次・2次救急に対応しています。その他、西九条駅周辺には内科、小児科、整形外科などのクリニックがあります。
安治川口駅近くでは、千鳥橋駅へと向かう北港通り沿いに内科や歯科のクリニックがあります。
ユニバーサルシティ駅周辺には、内科などの診療所や歯科診療所がショッピングモール内にあります。
千鳥橋駅から徒歩約1分の「大場内科病院」は57床ある病院で、がん緩和治療や認知症治療に力を入れています。
伝法駅から徒歩約10分の「大津病院」は慢性疾患にも対応する医療療養型の病院です。病床は60床あり、訪問診療や介護、リハビリにも対応しています。
此花区の介護施設は、安治川口駅前の「ホームガーデン天使」など介護老人福祉施設（特別養護老人ホーム）が4施設あります。その他、複数の介護老人保健施設（老健）やグループホームなどが区内にあります。