東京都狛江市 | 注文住宅特集

狛江市は東京都の中央南部にあり、自然が多く残る多摩エリアに属しています。多摩エリアといっても最東部にあるため、市の東部は世田谷区、北西部は調布市、多摩川を挟んで神奈川県川崎市にも隣接しています。主要道路には、世田谷区三軒茶屋から神奈川県町田市までつなぐ都道3号線（世田谷通り）や多くのバス路線が走る都道11号線（狛江通り）があり、交通アクセスも良好です。また多摩川沿いの緑地など、散歩コースや公園が多いため、東京都のベッドタウンとして高い人気を誇っています。さらに、古墳時代からの土器や石器が多く出土され、古くから栄えていたことを伺い知ることができます。ここでは狛江市の注文住宅を建てる際に役立つ情報をまとめました。

東京都狛江市の商業施設

狛江市は、住み良い地域には欠かせない商業施設に恵まれ、小田急線の「狛江」駅や「和泉多摩川」駅周辺には便利なショッピングスポットが豊富にあります。
狛江駅には、改札を挟み2つのエリアに分けられている駅直結の「小田急マルシェ狛江」があります。生活用品やドラッグストア、クリーニング店などが入っていて、通勤帰りなどに気軽に立ち寄れて便利です。北口にある「OdaykuOX狛江店」は、約1,650坪の広い面積の中に、食品や衣料品、生活用品まで取り揃うショッピングスポットです。
狛江駅南口から徒歩約4分、狛江通り沿いにはJAの「マインズショップ狛江店」があり、季節に応じた野菜や果物、狛江市の特産品のエダマメなどを新鮮な状態で購入でき、健康な食生活の手助けとなるでしょう。
他にも、「和泉多摩川」駅前にはスーパーマーケット「ニューヤヒロ和泉多摩川店」があり、食品などの生活必需品の購入には困りません。

東京都狛江市の教育環境（学区）

狛江市の小学校は6校あり、すべて公立です。その中でも児童の数が約800人と一番多いのは「狛江第一小学校」です。1872年（明治5年）に創立され、長い歴史があります。勉学はもちろん、課外活動にも力をいれており、児童が作成した美術作品の展覧会や、伝統の鼓笛隊など独自の活動を行っています。
次に児童数が多いのが「狛江第五小学校」です。東京都教育委員会の「プログラミング教育推進校」に選ばれ、狛江市のプログラミング教育を牽引しています。LEGO®や人型ロボットの「Pepper」を使用して、プログラミングを楽しく学べるような授業が提供されています。
狛江市内で最も新しい小学校が「緑野小学校」です。2005年（平成17年）に開校した比較的新しい学校で、サマースクールや朝学習など、基礎学力の向上を掲げた教育活動を行っています。1万5,000冊もの蔵書を誇る学校図書館も魅力的です。

東京都狛江市の治安

狛江市は2018年（平成30年）の「刑法犯認知件数」が東京23区・市内の中で一番少ない市です。1,000人当たりの認知件数も4.55件ととても少ないことが分かります。そのため、治安のよさは折り紙付きです。
とはいえ、犯罪が起こる可能性がゼロというわけではありません。主な犯罪の種類をみてみると、自転車の盗難や、振り込め詐欺などの特殊詐欺被害が多くを占めているようです。自転車のツーロックや、怪しい電話がかかってきたらすぐに相談するなどの対策が有効でしょう。
狛江市では、地域の防犯対策としてさまざまな活動が行われています。自治会や町内会が主導の、地域住民による「安全・安心パトロール」や、ひったくりや空き巣対策に車載スピーカーで狛江市歌を流しながら、青色回転灯を搭載した車両で巡回走行する「防犯メロディーパトロール」などです。これらの活動から、狛江市が防犯対策にとても力を注いでいることがわかります。

東京都狛江市の地盤の強さ

狛江市は、荒川と多摩川に挟まれた「武蔵野台地」の一部に属し、全域がほぼ「台地」で占められています。狛江市の台地は「関東ローム層」という火山灰土でできた起伏の少ない平坦な土地で、上部はローム土、下部は凝灰質粘土で覆われています。この「台地」は強度が安定しているため、地盤としては比較的良好な部類に大別されますが、下部の凝灰質粘土は部分的に軟弱になっている場合があります。そのため、しっかりとした地盤調査と、軟弱部分には基礎補強工事が必要です。
ほぼ「台地」で占められている狛江市の地盤ですが、多摩川流域や野川流域など、部分的に軟弱な地盤もあります。まず多摩川流域ですが、ここには「氾濫低地」と呼ばれる地盤があります。過去の洪水で川の水があふれた際に流れ出た軟弱な粘性土で形成されているため、比較的軟弱な地盤に分類されます。しかし狛江市内の西側の多摩川流域には、「自然堤防」と呼ばれる硬質層でできている地盤も分布しているので、場合によっては良好な地盤の可能性もあります。
野川流域の東野川付近の地盤は「台地」が河川によって削られてできた「谷底低地」です。台地を形成していた土砂が再蓄積された場所や、有機質土と呼ばれる非常に軟弱な地盤です。いずれの場合も基礎補強対策が必要になることがあるので、念入りな地盤調査を行いましょう。

東京都狛江市の医療施設

狛江駅周辺には、徒歩5分圏内に内科や歯科、小児科、耳鼻科、形成外科など複数の医院があります。日常的な病気や検診は駅周辺で充分まかなえるでしょう。
和泉多摩川駅周辺には、内科や消化器科、歯科のほか、内視鏡検査などが行える医院もあります。狛江駅、和泉多摩川駅からそれぞれ徒歩10分少々の場所にある「あいとぴあセンター」内には休日応急診療所があります。内科・小児科と歯科、薬局もあるので、年末年始や日曜・祝日のとっさの体調不良にも安心です。
和泉本町4丁目の「慈恵医科大学付属第三病院」は、狛江市の基幹病院です。各種の診療を受けられるだけでなく、救急医療や先進医療、がん検診などにも対応しています。病床数500以上の大きな病院です。
また、狛江市内は老人ホームや老人介護施設が点在しており、「狛江」駅周辺では、徒歩5分圏内にリハビリ強化型ホームやデイケアサービスなどがあります。岩戸南には介護療養型の医療機関「東京多摩病院」があり、介護医療も充実しているといえるでしょう。