千葉県野田市 | 注文住宅特集

野田市は千葉県の北西部に位置する市です。埼玉県と茨城県に挟まれた長細い地形で、面積は103.55平方キロメートル、人口はおよそ15万人です。歴史は古く、野田貝塚・山崎貝塚などが残っており、古代から集落があったとみられています。市の最北部で利根川と江戸川が分流し、東を利根川、西を江戸川、南を利根川運河が流れ、三方を河川に囲まれています。「キッコーマン」の創業地として有名で、この豊かな水運によって栄えたともいわれています。南北に東武アーバンパークラインが通っており、東京のベッドタウンとして通勤・通学も可能です。つくばエクスプレスの開業以降、都心へのアクセスがより便利になり人口が増えていますが、自然や田園が広がるとてものどかなエリアです。

千葉県野田市の商業施設

野田市はとてものどかなエリアなので、どこの駅前も都会のようなにぎわいはありません。しかし「梅郷」駅は、隣駅の「運河」駅が最寄りの「東京理科大学」の学生たちが利用することがあるので、乗降者数もほかより多い傾向です。梅郷駅の西側にはスーパー「おっ母さん食品館梅郷駅前店」、ドラッグストア「マツモトキヨシ梅郷駅前店」があり、買い物に便利です。「愛宕」駅から徒歩25分ほどの場所にはスーパーやドラッグストア、クリーニング店、歯科医院、美容院などが入った商業施設「ウニクス野田」があります。「七光台」駅から徒歩20分ほどの場所にあるのは、商業施設「イオンタウン野田七光台」です。スーパーや小児科、動物病院、銀行、理容室、温泉、サイゼリヤなどが入っています。また「川間」駅周辺には、駅から徒歩10分ほどの場所に「TAIRAYA川間店」があります。駅前にお店のない駅周辺では、住宅街の合間にスーパーやドラッグストアがあるので、住む場所によっては車での移動が必要になりそうです。

千葉県野田市の教育環境（学区）

野田市には20の公立小学校があります。その中でも人気の小学校が「市立みずき小学校」です。梅郷駅の南西部に位置し、駅から徒歩20分ほどの場所にあります。山崎貝塚のすぐ近くです。隣駅の運河駅にある東京理科大学の学生との交流もさかんで、保護者から高い支持を受けています。運動会やバザーなども親子で楽しむ姿が見受けられており、保護者の出席率も高いようです。子どもたちは東京理科大学への訪問や遠足など、さまざまなイベントを体験でき、小学校生活を楽しめることが人気の理由でしょう。
いじめなどの噂もなく、登校も集団登校なので安心して子どもを送り出せます。学校から富士山を眺めることもでき、自然に囲まれた環境で過ごせることは、子どもにとって豊かな経験になるはずです。
市のパイロット校としての役割もあり、さまざまな取り組みを率先して行っています。新型コロナウイルス流行後は、市内の小中学校教師に向けてオンライン授業の公開や、オンラインでの授業参観なども行われました。

千葉県野田市の治安

野田市には近隣も含めて特別に大きな繁華街がないこともあり、地域の治安は良好といえます。東武アーバンパークラインの梅郷駅・野田市駅・愛宕駅・清水公園駅・七光台駅・川間駅が野田市の管轄にあたりますが、どこも駅周辺は住宅街が中心の落ち着いたエリアが広がっています。ファミリー世帯も、安心して生活できるでしょう。野田市駅には「キッコーマン」の関連施設があるためほかの駅と少し様子が違いますが、その先には住宅街が広がっており、生活しやすいはずです。
しかしどこも駅から離れるほど人気もまばらになり夜道も暗くなる傾向があります。女性の夜間外出や子どもの一人歩きには注意が必要です。清水公園駅のすぐ近くにはアスレチックやバーベキュー、ポニー牧場や釣りなどが楽しめる「清水公園」があり、休日には多くの子どもや家族連れが訪れます。

千葉県野田市の地盤の強さ

野田市は関東平野のほぼ真ん中にあり、埼玉県南部から千葉県北東部にかけて続く下総台地とよばれる地層エリアに含まれています。下総台地とは富士山や箱根山の火山灰が堆積した関東ローム層で成り立っており、自然堆積した関東ローム土は比較的強度が強いといわれていて、地盤は安定しています。
なだらかな起伏が続く台地で、標高はおよそ20～40mです。一戸建ての住宅を建設するにはとても良好な地盤といえそうです。しかし注意が必要なのは、野田市は江戸川・利根川・江戸川運河と三方を河川で囲まれていることです。低地になる河川敷や先の細い野田市北部は、氾濫地域に指定されている場所もあります。特に野田市にかかる利根川の河川敷は地盤が弱く、液状化の可能性がとても高い地域もあるので、住宅建築の際には十分注意しましょう。必要に応じて適切な液状化対策を施すと安心です。
一方、江戸川の河川敷は建物の建築年数や構造の問題から、地域危険度が高くなっている地域があります。近年多発する集中豪雨をはじめ、さまざまな災害被害に備えて住民一人一人が日頃から意識し、対策をする必要あります。野田市ではこのような災害に対して、被災者を避難所まで速やかに避難させるための支援を強化させるため、新たに「野田市避難行動要支援者支援計画」を策定しています。

千葉県野田市の医療施設

野田市の総合病院「小張総合病院」は国道16号沿いに建つ、歴史ある病院です。救急や時間外診療の制度も整っており、さらに野田市唯一の小児救急外来があります。小児救急外来では、24時間365日小児科専門医が常駐しており、ファミリー世帯にはとても貴重な病院です。駅から離れているので車での通院が必要ですが、平日は無料送迎バスが各所を通っており、手を上げると止まってくれます。
愛宕駅から徒歩8分ほどの場所には「キッコーマン総合病院」があります。「キッコーマン」が経営する比較的新しい病院で、地域の方からの評判もよいようです。こちらも無料送迎バスが各所を通っているので、通院にも便利です。
梅郷駅から徒歩10分ほどの場所には総合病院「野田中央病院」もあります。こちらは人間ドックや人工透析などに力を入れている医院です。
このように大きな病院が市内に3つあるので、病気やケガをした際にも安心です。お年寄りが多いエリアでもあるので、比較的大規模の老人ホームや介護施設が野田市全域で発展しています。コミュニティバス「まめバス」も運行しており、駅から遠いエリアもカバーしているので、お年寄りの移動にも便利です。