東京都世田谷区 | 注文住宅特集

世田谷区は東京の南西部に位置する区です。南北方向に環状7号線・8号線が、東西には国道246号線が走っています。世田谷区を通る主な鉄道は小田急線と京王線です。多摩川に沿って国分寺崖線と呼ばれる自然渓谷があり、東京では貴重となった緑が豊かに広がっています。駅の周辺には百貨店やショッピングモール、スーパーも多く、買い物をする場所にも困りません。
新宿や渋谷へのアクセスが良好で、おしゃれな街並みもあり、かつ自然や文化に触れられる世田谷区は、住宅地域として高い人気を誇るエリアです。

東京都世田谷区の商業施設

三軒茶屋と茶沢通りでつながっている「下北沢」駅は、小田急線・京王井の頭線が通っており、渋谷や新宿にすぐアクセスできます。2019年（令和元年）11月に開業した複合商業施設「シモキタエキウエ」があり、生活雑貨やカフェ、居酒屋などが出店しています。
東急田園都市線・大井町線が通る「二子玉川」駅には、大きな商業施設や百貨店があります。多摩川が近くを流れ、大きな公園もあるなど自然に恵まれているのも魅力です。二子玉川駅を出てすぐの場所にあるのが「二子玉川ライズ」です。「二子玉川ライズ」には、「ショッピングモール」や「オークモール」「バーズモール」など複数の施設があります。買い物を幅広く楽しんだり、イベントに参加したりと、一日中遊べるでしょう。「玉川高島屋」も駅チカにあるため、とても便利です。
同じく東急田園都市線、渋谷から2駅の「三軒茶屋」駅はおしゃれさもありつつ、下町情緒にも溢れた街です。駅周辺には世田谷区のシンボルのひとつ「キャロットタワー」があります。駅から直結した26階建てのタワーで、企業のオフィスや商業施設、劇場などの文化施設も入っています。
京王線「千歳烏山」駅周辺には「えるもーる烏山」と呼ばれる烏山駅前通り商店街があります。日常の買い物やグルメを楽しむのに最適です。
高級住宅街としても知られる小田急線の「成城学園前」駅の周辺には「成城コルティ」があります。ファッションや雑貨、食料品、ライフスタイルなど、幅広いショップが揃っているのが特徴です。

東京都世田谷区の教育環境（学区）

世田谷区は総合支所が置かれている5つの地域に分けられます。区役所のある「世田谷」、京王線が広く含まれる「北沢」「烏山」、小田急線と東急田園都市線の間にある「砧」、そして「玉川」の5つです。地域によって小学校にも差があるとされています。
この5地区のなかで最も受験への熱が高いのは砧で、その次に玉川です。開発が進んだ二子玉川エリアの「二子玉川小学校」は生徒数が増えており、近隣マンションからの流入が当エリアの小学校を活性化させていることがうかがえます。砧地区で人気の小学校は成城3丁目にある「明正小学校」です。生徒数が800人を超えるとされていますが、受験シーズンの2月上旬に登校する生徒は少なく、受験している生徒が多いことがわかります。
明正小学校に次いで「砧小学校」と「山野小学校」の人気も高く、公立でトップクラスの受験実績がある「砧中学校」に進学する学区です。
高級住宅街の岡本を学区として含む「砧南小学校」は生徒数1,000人に迫る規模を誇る小学校です。高収入の家庭や著名人の子どもだけでなく、多様な生徒が通っています。受験する生徒の割合は「二子玉川小学校」や「瀬田小学校」より低いようです。
三軒茶屋エリアは企業の社宅も多く、相対的に小学校から国立や私立に通わせている世帯が多くあります。

東京都世田谷区の治安

警視庁が公表している犯罪データによると、世田谷区は東京23区のなかでも犯罪率が低いとされています。ただし、世田谷区といっても広く、二子玉川など高級住宅街が多い地区もあれば、渋谷に近く若者が集まりやすい地区もあり、地区によって治安状況に差があります。
世田谷区で他の犯罪と比較して発生数が多い犯罪の種類は、自転車やオートバイの盗難、公然わいせつなどです。一方、車上狙いやひったくりなどは、発生率は23区のなかでも低い傾向があります。
世田谷区での犯罪対策としては、自転車の盗難には二重ロックやチェーンの活用、公然わいせつには明るい道や人通りの多い道をできるだけ通ることなどが挙げられます。自分でも普段から注意を払いつつ、万が一の際に頼れる交番の位置などを事前に確認しておくとよいでしょう。

東京都世田谷区の地盤の強さ

世田谷区は武蔵野台地の南部に位置しますが、同じ区内でも場所によって氾濫リスクや地盤の強度に差があります。世田谷区の地下には「世田谷層」と呼ばれる地層があり、都市平野部の地盤リスクになりうるとされています。
武蔵野台地は荒川と多摩川に囲まれた広大な台地です。23区の西部分や立川市、青梅市や埼玉県の一部にもまたがります。世田谷層は武蔵野台地の世田谷区部分ですが、谷埋め状に分布する軟らかい泥の層を主体としており、約1万年以上も前の地層です。
調査の結果では、世田谷層のあるエリアは地盤が軟らかいとされています。また、一般的な地形分類から想定できる地盤震動特性とは異なる動きをすることがわかっているようです。
世田谷区における地震リスクは、区が発表している「揺れやすさマップ」を参考に把握できます。このマップでは、世田谷区を震源とする直下型地震（マグニチュード6.9、震源の深さ10km）が発生した際の、想定される震度分布を示しています。揺れが強くなると予想されている地域は玉川沿いです。
地震そのものの把握だけでなく、区が発表している「地域の危険度マップ」もあわせて確認することで、自身が居住を検討する地域の危険度を把握できるでしょう。危険度が比較的低く「1」に分類されているのは、上北沢2丁目・上用賀2丁目の辺りです。特に東京では震災害の際に交通機関の麻痺が発生しやすく、万が一のときのために備えることが重要です。区が提供しているマップを事前に参照しておくことをおすすめします。

東京都世田谷区の医療施設

下北沢駅の周辺には総合病院はありませんが、内科・皮膚科・歯科など多くの病院が駅の近くに集中しています。
二子玉川駅の周辺には総合病院はありませんが、内科・歯科・産婦人科など幅広い医療機関があります。商業施設内に施設を構えるクリニックもあり、アクセスには困りません。
三軒茶屋駅の周辺では内科や産婦人科などが駅の近くで利用できます。スポーツクリニックも付近にあります。総合病院は周辺にはありません。
千歳烏山駅の周辺には、クリニックが数多くあります。また、2駅隣の八幡山駅の近くには総合病院である「東京都立松沢病院」があります。
成城学園前駅の周辺では、内科・耳鼻科・皮膚科・整形外科などの病院がアクセスの良い場所にあります。有名な子ども病院「国立成育医療研究センター」へは、成城学園前駅からバスが出ています。
老人ホームは区内に20件以上あるため、年配の方も安心して暮らせるでしょう。