東京都中央区 | 注文住宅特集

中央区は1947年（昭和22年）に日本橋区と京橋区が合併してできた区で、その名の通り23区の中央部に位置しています。百貨店や飲食店が建ち並ぶ「銀座」「日本橋」、東京証券取引所がある「茅場町」、もんじゃ焼きで有名な「月島」など、街ごとの個性も豊かで、観光や商業の拠点として知られるエリアです。
都会でありながらどこか下町の風情もある中央区も、最近は高層マンションの建築が進み、便利で快適な都会生活を満喫したい30代～40代の住民が増えています。また、東京駅や霞が関駅、新橋駅など主要オフィス駅とのアクセスも抜群で、通勤しやすいのも魅力です。この記事では中央区の商業施設や教育環境、地盤や医療施設など、中央区の住みやすさに関する情報をご紹介します。

東京都中央区の商業施設

東京都の中心地に位置する中央区には、多数の大型商業施設があります。特に日本有数の繁華街である銀座・日本橋エリアには「松屋銀座」や「日本橋三越本店」といった百貨店、時計塔で知られる「和光」などの老舗商業施設が多く建ち並んでいます。
一方、エリア最大級の商業施設「GINZA SIX」や三井不動産が手掛ける「COREDO 日本橋」など、新しいスポットも続々と登場する、最先端とレトロを同時に楽しめる街です。
また、中央卸売市場は豊洲へ移転しましたが、築地に残った「築地場外市場」は今も食の町のシンボルとして賑わいを見せています。もんじゃ焼きで知られる月島には、活気あふれる「月島西仲通り商店街」もあります。
昔ながらの下町情緒が残る一方で、勝どきエリアにはスーパーマーケットや書店、飲食店などが入った大型商業施設「晴海トリトンスクエア」があり、再開発で進む近代化にも対応しています。

東京都中央区の教育環境（学区）

中央区には16の区立小学校があります。中でも人気なのが、銀座が学区で街中に建つ「泰明小学校」です。アルマーニの標準服を採用したことで有名になりました。1878年（明治11年）に設立された伝統ある小学校で、校舎は東京都歴史的建造物に選定されています。
次いで有名なのがトランプ元大統領の妻・メラニア夫人やサッカー選手のベッカムも来訪したことがある「京橋築地小学校」です。文武両道の名門校で知られ、銀座や新富、築地や浜離宮庭園付近が学区にあたります。
上記の2校は公立校ですが、中央区の小学校特認校制度に認定されているため、中央区に在住であれば学区外でも抽選で入学することが可能です。
また茅場町、兜町が学区の「阪本小学校」も人気です。1873年（明治6年）に開校した歴史ある学校で、琴や三味線を演奏する授業があるなど伝統文化教育にも力を入れています。

東京都中央区の治安

警視庁が発表した統計によると、2020年における中央区の犯罪件数は1768件でした。23区中20位と、比較的少ない件数です。ただ区によって面積や人口が違うため、一概に件数だけで判断はできません。
23区の犯罪件数を住民基本台帳による人口で割った犯罪率で比べた場合、中央区の犯罪率は約1.04%と、23区中7位まで順位が上がります。ただ、地区別に細かく見ていくと、犯罪は主に銀座や八重洲といった地域に集中しているのが分かります。銀座は日本有数の繁華街で、アルコールを提供する店も多いことから、犯罪が起こりやすい環境だと考えられます。
一方で住宅エリアの治安は、決して悪くはありません。特に最近再開発が進んでいる勝どき・佃・豊海といった地域は年間犯罪件数も少なく、比較的治安が良いといえます。

東京都中央区の地盤の強さ

もともと中央区の大半は海に面した低地でした。江戸時代から埋め立て事業がはじまり、明治以降は月島や晴海にかけての埋め立ても進み、現在にいたります。
地盤の調査や解析を行う「地盤ネット株式会社」が保有するデータをもとに算出した「東京都区市町村いい地盤ランキング」によれば、中央区は53区市町村中52位と、ワースト2に入っています。
特に湾岸部の月島は地盤が弱く、東京都都市整備局が公表している「地震に関する地域危険度測定調査 地域危険度一覧表（区市町別）」でも、建物倒壊危険度のランクが5段階中3や4と、軒並み高くなっています。ほかに築地や佃、湊や入船、茅場町など、やはり水辺に近いエリアの危険度は高い傾向があります。
一方、同じ中央区でも地盤が比較的安定している銀座や日本橋などは、倒壊危険度が低く評価されています。湾岸エリアながら危険度が低いのが晴海地区で、1～5丁目の危険度ランクは5段階中で1です。
湾岸エリアは再開発でタワーマンションが続々と建ち並ぶ、注目の地区になっています。しかし地価と地盤の強さが比例するとは限りません。注文住宅を購入するときは、各地域の地盤データやハザードマップを参考にし、場所を検討することが大切です。地盤が弱い場合は、しっかりした地震対策が必要になります。

東京都中央区の医療施設

東京の中心地である中央区は、医療施設も充実しています。まず総合病院から紹介すると、築地駅近くには都内有数の名門病院として知られる「聖路加国際病院」があります。
築地市場駅には「国立がん研究センター中央病院」、月島駅には「石川島記念病院」、勝どき駅には聖路加国際病院と連携している「聖カタリナ病院」があり、遠方まで通わなくても最先端の医療が受けられるでしょう。
中央区の主要駅である銀座・日本橋・三越前・茅場町・八丁堀といったエリアは繁華街のため、大規模な総合病院より、専門分野に特化したクリニックが多い傾向です。特に歯科や美容整形外科は数が多く充実しています。
さらに中央区には佃・日本橋・京橋の各エリアに休日応急診療所があるほか、新川・晴海・新富に特別養護老人ホーム、月島・日本橋に地域密着型特別養護老人ホームがあります。

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