東京都豊島区 | 注文住宅特集

豊島区は東京23区の西北部にあり、新宿区や練馬区などに隣接している区です。若者や会社員などで賑わう都内屈指のターミナル駅「池袋」駅や、「とげぬき地蔵」「巣鴨地蔵通り商店街」で有名な「巣鴨」駅などがあります。池袋駅の隣の「目白」駅周辺には、目白台などの閑静な高級住宅街が広がっており、憧れを抱く方も少なくはありません。そんな個性的な街が集まった豊島区は、小さな子どもから年配の方まで幅広い年齢層の方が住みやすいエリアといえるでしょう。ここでは、豊島区の主要駅から東京都内の主要駅までの通勤時間や買い物に便利な商業施設、医療施設、教育環境、地盤の強さなど、住みやすさに関わる情報をまとめています。

東京都豊島区の商業施設

豊島区の中でも特に賑わっている池袋駅周辺には、アパレルショップやおいしいグルメのお店が入った商業施設が多く集まっているのが特徴です。まず駅直結の「東武百貨店」と「西武池袋本店」、「池袋パルコ」「Esola池袋」があり、西口には「マルイ池袋店」もあります。東口方面に歩いていくと「サンシャインシティ」にも行くことができます。アパレルショップや雑貨店、レストランが多く入っており、ショッピングや多彩なグルメを楽しめるでしょう。また「トイザらス」「サンシャイン水族館」「ポケモンセンター」「ナンジャタウン」も入っているので、家族やカップルで訪れるのにもぴったりです。
駅前には「ヤマダ電機」や「ビックカメラ」などの大型家電量販店が点在しており、家電を求めて訪れる方も多くいます。2020年（令和2年）7月にオープンした「Hareza池袋」には、8つの劇場が入っておりアートとカルチャーの新しい発信地となっています。
巣鴨駅には「アトレヴィ巣鴨」、大塚駅には「アトレヴィ大塚」があり、デザートや惣菜などの食料品、ファッショングッズや日用雑貨などの購入が可能です。駒込駅から徒歩10分の場所にある「文京グリーンコート」には、スーパーマーケット・書店・ドラッグストア・グルメのお店などが入っています。目白駅前には、グルメや生花店、スーパーマーケットが入った商業施設「TRAD目白」があります。豊島区の主要駅周辺にはそれぞれ便利な商業施設があるので、買い物で不自由することはないでしょう。

東京都豊島区の教育環境（学区）

豊島区は、区内に公立小学校が22校あります。これは23区内で16位という少なさです。23区内で最も公立小学校が多い江戸川区の70校と比べると約1/3の数に留まっています。しかし、豊島区は江戸川区に比べて土地面積も約1/4と狭く、人口数も半分以下です。それを加味すれば公立小学校の数が少ないとはいい切れず、極端に小学校選びが困難な地区ではありません。とはいえ、自宅から小学校までの距離が遠いエリアがあるのも事実です。登下校に距離があると心配という子育て世帯の方は、小学校までの距離を確認してから居住地を決めることをおすすめします。23区内には私立小学校がない区もありますが、豊島区には男子校の「立教小学校」と女子校の「川村小学校」の2校があります。

東京都豊島区の治安

豊島区は山手線が通っているエリアが多く交通の便がよいことや、買い物に便利な池袋があることから、多くの方が訪れる区です。一方で、犯罪発生件数が毎年23区内で上位にランクインしているという一面もあります。区内で特に犯罪件数が多いのが、池袋駅周辺の東池袋・南池袋です。池袋駅周辺ほどではありませんが、利用客数が多い巣鴨駅周辺の巣鴨1丁目と2丁目も犯罪件数が多い地区です。この辺りでは、万引きや自転車窃盗などの犯罪が目立ちます。
繁華街がある場所や利用者数が多い駅周辺では犯罪が集中的に起こっていますが、豊島区全域で犯罪が多いというわけではありません。区全体の犯罪件数が多いことで豊島区を転居先の候補から外す必要はないでしょう。特に高松1丁目～3丁目、駒込4丁目～7丁目、雑司が谷1丁目～3丁目は犯罪件数が少なく、安心して暮らせるエリアといえそうです。
都営大江戸線や西武池袋線などの沿線にあるようなエリアは昔ながらの情景も広がっており、一軒家や低層アパートが立ち並び、商店街は賑わいがあります。なかには喫茶店や銭湯がある地域など、利便性と住みやすさのバランスがとれている区としてとても人気があります。

東京都豊島区の地盤の強さ

豊島区は荒川と多摩川に挟まれた武蔵野台地の東部に位置しています。神田川や弦巻川、谷端川などの影響で地形が変化し、海抜 8m～36mと高低差が生まれ、大小の谷地がある複雑な地形になりました。そのため安定した地盤と軟弱な地盤が区内に点在しています。要町付近や雑司が谷付近の土地は、海抜高度が高位置にあるのが特徴です。地盤は、火山活動が盛んに行われていた時期に火山灰が降り積もったことでできた「ローム層（関東ローム層）」で覆われています。ローム層は、赤土と粘性土の2層で形成されており、粘性土に含まれる粘土鉱物が数万年もの長い間堆積環境にあることで、化学的に結合し強い強度を誇ります。関東ローム層にある要町付近や雑司が谷付近は比較的安定した住宅地盤です。
駒込付近や長崎付近は、台地が河川などで削られて形成された谷底低地の箇所があり、もともと台地を形成していた土や砂、腐植土などが地層に含まれています。その影響で軟弱な地盤になっており、圧密沈下を防ぐために基礎補強策が必要となる可能性が高い地域です。
西池袋付近は、台地と谷地の境界部に位置しており、ちょうど谷地の斜面部分にあたるため、軟弱な粘土質の土が堆積しています。西池袋付近も適切な基礎補強策の必要性を考慮すべき地域です。

東京都豊島区の医療施設

大塚駅周辺には、豊島区医療の中枢を担う総合病院「東京都立大塚病院」があり、池袋駅周辺には、夜間救急医療を提供している「長汐病院」と「池袋病院」があります。総合病院以外にも各地区には大小の医院がそろっているので、病院探しに苦労することはないでしょう。区内には260件以上の内科、30件近い産婦人科や60件以上の小児科があるのも特徴です。国内には産婦人科が少なく、出産する病院を探すのが大変な地域もあるので、豊島区は子育て世代も安心して住める環境といえるでしょう。豊島区では、池袋と長崎の2カ所に内科・小児科の休日診療所を開設しています。それとは別に「豊島文京(平日準夜間）こども救急」が東京都立大塚病院内に設けられており、子どもが夜間に具合が悪くなっても対応できるため安心です。なお老人ホームは区内に15カ所以上あります。

東京都豊島区の家づくりアドバイス

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