東京都江戸川区 | 注文住宅特集

江戸川区は東京都23区の中で東に位置し、千葉県の市川市や浦安市に隣接しています。区内には江戸川や荒川、新中川など多くの川が流れており、東京湾にも接している水の潤い豊かな環境です。大観覧車がシンボルになっている「葛西臨海公園」は、広大な芝生広場や展望レストランなど見どころがたくさんあります。特に公園内にある「葛西臨海水族園」はクロマグロの大水槽が有名です。また葛西駅の高架下にあるのが、地下鉄の歴史や楽しい運転体験ができる「地下鉄博物館」です。区内外から多くの鉄道ファンや子鉄たちが集まっています。そんな江戸川区にある便利な商業施設、主要駅までの通勤時間や学区情報、治安、地盤などの情報を詳しくお伝えします。

東京都江戸川区の商業施設

江戸川区の商業施設といえば、東葛西の「アリオ葛西」が有名です。こちらはイトーヨーカドーやさまざまなアパレルショップ、雑貨店、ベビー用品店、飲食店、ペットショップなどが入った総合商業施設です。3階にはゲームセンターやボウリング場もあり、買い物だけではなく、遊べるスポットとしても人気があります。最寄りの葛西駅からはバスに乗る必要があるため、車でのアクセスが便利です。アリオ葛西の向かいにはホームセンターやディスカウントスーパーが入った施設もあります。
葛西駅の高架下には「葛西メトログルメ・ショッピングセンター」があります。ここには複数の飲食店と100円ショップ、接骨院、コインランドリーが入っています。電車での外出のついでに利用するのに便利な立地です。
西葛西駅より徒歩8分の場所に「パトリア葛西店」があります。ここには、スーパーや飲食店、クリニックなど18店舗が入っており、スーパーは深夜1時まで営業しているので深夜の急な買い物にも便利です。
小岩駅の高架下には、アパレルショップや飲食店、精肉店、青果店などが入っている「シャポー小岩」があります。お惣菜店も充実しており、夕飯の買い物にぴったりな商業施設です。
平井駅の高架下にも「シャポーロコ平井」があります。おいしいお惣菜のお店やパン屋さん、カフェなどが入っています。店舗数が少ないので、ちょっとした買い物向きの施設です。

東京都江戸川区の教育環境（学区）

江戸川区は、23区内でも人口数が多いことが特徴で、特に0歳～14歳までの年少の人口は2番目に多く、子育て世帯の人気が高い区です。区内には公立小学校が70校もあり、その数は区内で1番の多さになります。公立中学校の数も23区内では上位で、公立校が充実している区といえるでしょう。学校選択制が設けられているので、学区以外の学校を選択することも可能です。選択できる学校は、自宅から1.2km圏内（直線距離）の学校に限られますが、区内の学校数自体が多いので選択肢には困らないでしょう。江戸川区の私立中学校は「愛国中学校」と「江戸川女子中学校」の2校です。2校とも女子校なので、共学や男子校で私立を希望している場合は、区外の学校から選択することになります。

東京都江戸川区の治安

江戸川区の2019年（令和元年）の犯罪発生件数の合計は約4,700件でした。23区内では、文京区や荒川区が1,000件台と低い数字なのに比べると、その4倍以上の江戸川区はかなり犯罪発生件数が多いといえます。近年は各区とも犯罪発生件数を減らす努力をしており、それは江戸川区も例外ではありません。2000年（平成12年）には18,000件越えだった件数を、2019年には約4,700件まで減らしているのです。区内全体でみると自転車盗難・車上荒らし・万引きなどの軽犯罪が大半を占めています。江戸川区の中でも西葛西地区と西小岩地区、東小岩地区での犯罪発生が目立ちます。高齢の方や小さな子どもがいる世帯は、西葛西地区と西小岩地区、東小岩地区以外のエリアで住まいを探すと安心でしょう。

東京都江戸川区の地盤の強さ

江戸川区は江戸川・中川・新中川・荒川など、多くの河川が流れており、東京湾とも隣接している環境です。地下水のくみ上げが行われていたことによる影響で地盤沈下が進行し、区の70％が低地の海抜ゼロメートル地帯（土地の標高が海面よりも低い地）になっています。中葛西や平井周辺は東京湾由来の海岸低地で、地下水位が高く上部に不安定な砂が蓄積しているエリアです。建物を建築する場合は一般的な基礎では十分な強度を得られないため、基礎補強策をとることをおすすめします。
西瑞江付近は自然堤防と呼ばれ、江戸川区の他のエリアと比べて若干海抜高度が高くなっています。住宅を建てる土地としては、安定しているといえるでしょう。しかし、場所によっては河川の氾濫などの影響で、自然堤防の上に軟弱な粘性土などが蓄積していることがあります。このような土地では、基礎補強策が必要になることがあります。
江戸川区では、過去に清新町や臨海町で液状化の被害が出ました。東京都が発表している液状化予想図によると、江戸川区の34.9％が液状化の可能性が高いとされ、63.4％が液状化の可能性があるとされています。区内のほとんどのエリアで液状化のリスクが予想されていることから、江戸川区で住宅建設をする場合は、液状化対策が必須です。

東京都江戸川区の医療施設

江戸川区は子育て世帯に人気のエリアということもあり、区全体で小児科が119件もあります。老人ホームも区内全域に点在しているのが特徴です。
主要駅ごとの徒歩15分以内の医療施設数は、葛西駅に総合病院が1件、小児科が5件、産婦人科が1件あります。
西葛西駅には総合病院が1件、小児科が6件あり、産婦人科が1件あります。
小岩駅の徒歩15分圏内に総合病院はありませんが、徒歩17分の場所に1件あり、小児科は5件、産婦人科が1件です。
船堀駅周辺には総合病院が1件、小児科が2件、産婦人科はありませんが隣の一之江駅の駅前に産婦人科があります。
瑞江駅の近隣に総合病院はありません。小児科が5件、産婦人科が1件あります。一之江駅から徒歩8分の場所に江戸川区医師会休日診療所があります。診療時間は日曜・祝日・年末年始の午前9時～17時までで、小児科と内科の先生が診療しています。