東京都八王子市 | 注文住宅特集

八王子市は人口約56万人、面積は186.38平方キロメートルで東京都では最大の市です（2020年3月時点）。市の南部は多摩ニュータウンとして開発された住宅街や、大規模開発によって建てられたマンションや団地、戸建て住宅が連なっています。また、大学や短大・高専などが21あり、約10万人が学ぶ全国有数の学園都市でもあります。鉄道はJR中央線（3駅）やJR横浜線（2駅）、JR八高線（3駅）、京王線（10駅）などが通り、東京都心や新宿、横浜方面へのアクセスも良好です。都内や横浜方面へ通勤する方々のベッドタウンとなっています。市内には、国道20号、国道16号が通り、中央高速や圏央道も利用できるなど、交通網が充実しているのが魅力です。

東京都八王子市の商業施設

「八王子」駅と「京王八王子」駅間はバスで1区間、徒歩なら約5～6分の距離です。八王子駅は、JR中央線とJR中央本線の駅で、JR横浜線とJR八高線のターミナル駅でもあります。京王八王子駅は京王八王子線のターミナル駅です。八王子駅には大型ショッピング施設「セレオ八王子」の北館・南館や「八王子オーパ」「サザンスカイタワー八王子」が直結しています。また、京王八王子駅には、駅ビルの「京王八王子ショッピングセンター」があります。それ以外にも、「八王子オクトーレ」をはじめ様々な商業施設が建ち並んでおり、ショッピングする場所には困りません。
「京王堀之内」駅や「南大沢」駅周辺は、多摩ニュータウンの一部として、隣接する「多摩センター」駅周辺（多摩市）などと共に開発されました。両駅とも駅前に「イトーヨーカドー」や「スーパー三和」などのスーパーマーケットや、「ドン・キホーテ」といったショッピングセンター、「TOHOシネマズ」などの娯楽施設も揃っています。南大沢駅前には「三井アウトレットパーク多摩南大沢」があり、休日には遠方からの買い物客で賑わいます。隣接市の「コストコ多摩境店」や「アリオ橋本店」も、車で10分前後とアクセスしやすいでしょう。

東京都八王子市の教育環境（学区）

ダイヤモンド・アナリティックチームが特集した東京・小学校区の「教育環境力」ランキングによれば、八王子市の第1位は七国小学校区、第2位はみなみ野君田小学校区、第3位は散田小学校区です。
「七国小学校」と「みなみ野君田小学校」は、いずれも八王子ニュータウン、通称「みなみ野シティ」内の小学校です。ちなみに、親の年収は844万円と830万円、四大卒比はそれぞれ34.9%と36.9%と都心の文京区に近い数字です。
「散田小学校」は、JR「西八王子」駅周辺の住宅街の中にあります。地域の幼稚園・保育園や高齢者との交流を大切にしており、児童の人間性を育む教育活動を行っている小学校です。
八王子市では、義務教育9年間を見越した小中一貫教育を、全ての市立小・中学校で実施しています。また、市立の小中一貫校としては「いずみの森義務教育学校」と「八王子みなみ野小中学校」の2校があります。

東京都八王子市の治安

東京都の市区町村の犯罪発生率について調べてみると、犯罪認知件数は年々減少しており、特にここ5年は減少率が高くなっています。一般的に乗り入れ路線の多い駅周辺は歓楽街が多く、治安が悪いといわれますが、八王子市は東京23区や、立川駅を持つ立川市、町田駅を持つ町田市、吉祥寺駅を持つ武蔵野市よりも犯罪発生率が低く、比較的治安が良いといえるでしょう。
ただし、八王子市の中でも、八王子駅北口には歓楽街があり、客引き・粗暴犯などが多く発生しています。京王八王子駅も歓楽街に近いため、これらの場所への夜間外出は注意したほうがよいかもしれません。
しかし、これらの駅以外には歓楽街が無く、八王子駅の南口側も含め、駅から少し離れれば閑静な住宅街が広がっています。ファミリーや高齢の方がいるご家庭も、安心してすごせるでしょう。

東京都八王子市の地盤の強さ

八王子市の東半分は「丘陵地」で、西部半分は「山地」です。丘陵地は南北に離れており、その間を「台地面」が繋いでいます。このように、八王子は周りを標高の高い山地や丘陵地、台地面で囲まれており、市の中心部は盆地になっています。
また、市の中央を浅川が西から東に向かって流れ、台地面を貫いて日野市に至ります。浅川流域の平坦部は「氾濫低地」や「低位段丘面」で形成されているエリアです。低位段丘面には国道20号やJR中央線が通っており、市街地が広がります。低位段丘面に隣接して台地面があり、山地や丘陵地帯に繋がっています。
丘陵地は海抜が高く安定した地層ですが、起伏に富んだ地形に切土や盛土をして大規模な造成をしてあることが多いでしょう。盛土と切土が混在した宅地では、不同沈下の防止対策が必要なことがあります。
山地は起伏量（稜線と隣接する谷底との差）が概ね200m以上の地域です。宅地利用する際は、地層の傾斜や、構成土の状態や表土層厚などへの注意が必要です。
台地面は海抜が比較的高く起伏の少ない平坦面を指し、関東ローム層で覆われています。比較的大きな強度が期待でき、住宅地盤としては良好です。
氾濫低地は川の流域に見られる標高の低い平坦地です。地下水位が高く軟弱な粘土質の地盤のため、長期的な沈下対策が必要でしょう。
低位段丘面は低地から数10cm～1m前後高いだけの土地です。谷地や氾濫低地、砂堆などに似た地層構成を持っています。浅い深度から安定した砂層や砂礫層が続けば良好な地層ですが、構成土が不均一な場合は不同沈下の防止対策が必要です。

東京都八王子市の医療施設

八王子駅・京王八王子駅周辺には「仁和会総合病院」「清智会記念病院」といった総合病院の他、徒歩10分圏内に10軒以上の内科医院があります。眼科や歯科から、透析治療専門の医院などもあるので、医療施設は充実しています。
また、西八王子駅近くには「南多摩病院」、北八王子駅近くには大学病院の「東海大学医学部付属八王子病院」、八王子みなみ野駅近くは「みなみ野病院」や「みなみ野循環器病院」などがあります。
南大沢駅周辺は、内科や小児科が充実しており、小児歯科専門医院もあるため、子どものいるご家庭でも安心です。
これらを含め、八王子市内には入院施設を持つ病院が38軒あり、診療所は333軒あります。
特別養護老人ホームも全部で28軒、有料老人ホームは全部で41軒です。老人ホームは比較的郊外に多く、駅周辺にはあまりありません。