東京都調布市 | 注文住宅特集

調布市は、東京都の中央付近に位置する市です。世田谷区や三鷹市、神奈川県の川崎市など、多くの区や市と隣接しており、都心部へのアクセスも便利なことで知られています。
調布市は漫画家の「水木しげる」ゆかりの地です。市内には「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する妖怪たちがモチーフの遊具やオブジェが設置される公園があるほか、作中に描かれている「聖地」が点在しています。往年のスターが出演する数々の名作映画が撮影された「日活撮影所」や、豊かな湧水と自然に恵まれた「深大寺」は、調布市のシンボルです。ここでは、そんな調布市のお買い物スポットや医療施設、教育環境や治安、地盤の強さなど、住まい探しに役立つ情報をまとめています。

東京都調布市の商業施設

「調布」駅には「トリエ京王調布」があります。A館・B館・C館からなる施設で、A館はアパレルショップ・食料品・レストラン街、B館は家電量販店とカフェ、C館は映画館とカフェが入っています。駅直結なので、雨の日のお買い物にも最適です。調布駅からすぐの場所には「調布パルコ」があります。調布パルコは、アパレルショップや飲食店はもちろん、楽器店や家電量販店、旅行代理店、フードマーケット、美容室など、幅広いジャンルのお店が入る調布のお買い物スポットです。
「仙川」駅周辺は、商店街だけでなく大型ショッピングセンターもあり、買い物に不自由することはありません。駅近くの甲州街道交差点から「桐朋学園」の前まで続く「ハーモニーロード」は、飲食店や個人商店中心の活気あふれる商店街です。駅前には「西友」や「クイーンズ伊勢丹」といったショッピングセンターがあるほか、徒歩5～10分圏内にはスーパーの「いなげや」やホームセンターの「島忠ホームズ」もあります。
「つつじヶ丘」駅には駅ビル「京王リトナードつつじヶ丘」があります。この駅ビルには、スーパーやカフェ、ドラッグストア、銀行など、日常生活に欠かせない施設がそろっていて、とても便利です。駅前には安さと品質で知られるスーパー「オオゼキ」があり、特に夕方から夜にかけて多くの人々でにぎわいます。駅から徒歩8分ほどの甲州街道沿いにある「キテラタウン調布」は、飲食店やアパレルショップ、家電量販店、ドラッグストア、スーパーなどが入る複合施設です。スーパーは24時まで営業しています。

東京都調布市の教育環境（学区）

調布市内には公立小学校が20校あります。学校により学級数は2～5学級と差があり、「上ノ原小学校」は5学級の学年もあるマンモス校です。
「上ノ原小学校」は、「つつじヶ丘」駅と「深大寺」の中間辺りに位置しています。「対話的な学び」を特徴とした市のモデル校です。近年、小学校の近隣に大規模なマンションが増えたことから、比較的教育熱心な、年収の多い世帯が流入しています。
「柏野小学校」は、上ノ原小学校と学区を接する小学校です。上ノ原小学校同様、大規模マンションに流入した年収の多い世帯が多いようです。
なお、調布市では、住居の住所で通学する学校が決まる「指定校」の制度を導入しています。希望により、条件を満たす場合は指定校の変更にも対応しているようですが、先述の上ノ原小学校など、児童数が多い小学校では、学区外からの受け入れに一定の制限があるようです。
市内には、「晃華学園」や、音楽教育で名高い「桐朋学園」など、私立の一貫教育校もあるため、調布市の教育環境は充実しているといえるでしょう。
深大寺周辺は自然が多く、都会の暮らしとバランスがとれているのが魅力です。子どもたちの理想的な成育環境といえるでしょう。

東京都調布市の治安

調布市は、東京都内でも犯罪件数が少なく、全エリアが安心して住める場所です。その中で強いて犯罪件数が多いエリアを挙げるとすれば、布田周辺、小島町周辺、仙川町周辺です。布田周辺では自転車盗難が最も多く、次いで万引きが多いという特徴があります。小島町周辺では万引きが最も多く、次いで自転車盗難という順番です。仙川町周辺は、自転車盗難と万引きが同数程度発生しています。調布市内では、犯罪件数が多いエリアでも軽犯罪の発生割合が多く、凶悪犯罪は少ない傾向です。調布市では、自転車の盗難には注意する必要がありますが、全般的に治安は良好なので、安心して暮らせるでしょう。ブランドの自転車や電動自転車などには、盗難防止対策をしっかり施すことをおすすめします。

東京都調布市の地盤の強さ

調布市は、ほぼ全域が武蔵野台地上に位置しています。台地面は関東ローム層という火山灰土からなる土地で強度があるため、住宅地として良好です。多摩川付近は、氾濫低地と自然堤防で構成されています。氾濫低地は標高が低く、地下水位が高い地盤です。長期的に見ると地盤沈下のリスクがあり、住宅建設には適切な基礎補強工事の必要があります。自然堤防は、川によって運ばれた砂や砂礫などによりできた土地で、氾濫低地と比べて標高が高くなっています。住宅地としては比較的良好とされていますが、上層に軟弱な土などが蓄積している場合は、基礎補強工事が必要です。
東京都都市整備局が公表している地震危険度一覧表によると、調布市は、建物倒壊危険度・火災危険度・災害時活動困難度を総合した「総合危険度」が高いところでも「3」で、ほとんどの地域が「1～2」です。この数値は、総合危険度が平均的、もしくは低いことを表しています。
東京都が発表している液状化予想図でも、調布市は、全エリアにおいて、液状化が発生する可能性は低いとされています。調布市は、台地が多いこともあり大半のエリアが住宅建設に向いています。しかし、調布市内を流れる多摩川・野川・仙川の流域には氾濫低地が分布しているため、これらの流域に住宅の建設を予定している場合は、基礎補強工事の必要性について、事前に調査しておくことをおすすめします。

東京都調布市の医療施設

「調布」駅周辺は、徒歩15分圏内に総合病院が2軒あるほか、内科や小児科、歯科、精神科などのクリニックが充実しています。駅から南に徒歩8分ほど離れた場所には「調布市休日夜間急患診療所」があります。
「仙川」駅周辺は、徒歩15分圏内に総合病院が1軒あるほか、内科や精神科、産科・婦人科などのクリニックが数多くあります。
「つつじヶ丘」駅の徒歩圏内に総合病院はありませんが、各診療科のクリニックは充実しているので、日頃の体調不良の際に困ることはないでしょう。
「国領」駅周辺は、「慈恵医科大学附属第三病院」や「多摩川病院」がある、医療機関の充実したエリアです。内科や小児科などのクリニックも充実しています。
主要駅周辺は、基本的に各診療科のクリニックがあるので、通院で遠方に行く手間はありません。国領駅周辺は小児科が特に充実しているので、小さなお子様がいるご家庭におすすめのエリアです。また、調布駅周辺を中心に、老人ホームやデイケアサービスなどの介護施設も充実しています。調布は三世代以上が同居するようなご家庭でも、とても住みやすい街といえるでしょう。