東京都東大和市 | 注文住宅特集

東大和市は東京都の中央あたりに位置する都市で、市の面積は13.42平方キロメートルです。このような土地に、2021年（令和3年）の3月時点で8万5,000人以上の方が暮らしています。該当する気候は太平洋岸気候です。気温の変化が少ないため、過ごしやすい都市といえるでしょう。自然環境は、市の管理により、丘陵地に広がる雑木林や、谷を利用した多摩湖などの自然が維持されているため、都心と比べて多くの自然と触れ合えます。この記事では、東大和市に住宅を構える方に向けて駅周辺の商業・医療施設や小学校区、治安などの情報をまとめました。そのほか、市内の地盤や新築を建てる際に利用できる補助金の情報も取り上げています。

東京都東大和市の商業施設

東大和市の特徴は、複数のスーパーマーケットがあることです。東大和市内にある3駅（上北台・桜街道・東大和市駅）の周りには、以下のような商業施設が店舗を構えています。「上北台」駅の周辺には東側に「コープ上北台店」があり西側にも「オリンピック村山店」があるため、駅を利用したついでに日用品・食料品の買い物ができるでしょう。「桜街道」駅の周辺には東南側徒歩10分程度の場所に「ヤオコー 東大和店」「イトーヨーカドー東大和店」「ビッグ・エー 東大和桜が丘店」があります。日用品・食料品はもちろん、衣料品・寝具・文房具・家電といった商品の購入にも困りません。東大和市駅の周辺には、駅の北側にスーパーマーケットの「いなげや東大和店」があり、南側には「西友東大和店」が店舗を構えています。お店には食料品・日用品が売られているため、必要最低限の買い出しなら駅の周辺で済ませられて便利です。

東京都東大和市の教育環境（学区）

東大和市の小学校区は10のエリアに分けられています。エリアごとに第一小学校～第十小学校まで数字で区別されており、なかでも人気のある小学校区は「第二小学校区」「第五小学校区」「第十小学校区」です。この3校は平均年収と住宅地価の高いエリアにあるため、教育に関心のある保護者が住宅を構えている学区といえるでしょう。
「第二小学校」は東京都のプログラミング教育推進校として、他の小学校に先駆けて、プログラミング的思考を学ぶ授業などを取り入れている学校です。
「第五小学校」は特に学習指導に力を入れており、個別学習や漢字検定の推進など、児童への指導のほか、教員に対する「児童の意欲を引き出す指導」の推進など、教員の指導力向上にも取り組んでいます。漢字検定の推進では、学校全体の検定合格率91％超えという結果を出しています。
「第十小学校」では、1年生からパソコンの操作に親しめるよう、楽しみながら学べるカリキュラムが組まれています。「人の気持ちを考える」「自分の意見をしっかり伝える」など、道徳教育の充実を推進しているのが特徴です。

東京都東大和市の治安

警視庁が公表する2020年（令和2年）の「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」を見ると、東大和市は都内でも犯罪件数の少ないエリアです。
では、東大和市に家を建てる際にはどのエリアを選べばよいのでしょうか。東大和市内で犯罪の発生が集中しているエリアは、桜が丘2・3丁目と向原6丁目です。とはいえ、犯罪の発生が多いといっても、起きている犯罪は自転車盗・万引きがほとんどです。それゆえ、自転車の防犯登録・施錠・防犯カメラの設置・建物内での保管といった対策を講じていれば、犯罪の発生が多いエリアでも安心安全な環境を維持できるでしょう。
東大和市は北側の多くが多摩湖と緑地や公園で、駅周辺も閑静な住宅街です。繁華街がないので、女性や子どもの夜間外出時も比較的安心できます。

東京都東大和市の地盤の強さ

東大和市の地形は、北側の狭山丘陵と南側の武蔵野台地で形成されているのが特徴です。市内の北側から中央にかけてはわずかに傾斜し、中央から南側にかけてはほぼ平らな地形が続いています。
では、地震による揺れ方はどうでしょうか。東京整備局が公表する「地震に関する地域危険度測定調査 地域危険度一覧表（区市町別）」を見ると、市内のほとんどが1～2の危険度です。それゆえ、東大和市内は地震による倒壊が少ないエリアといえるでしょう。
とはいえ、市の西側には立川断層帯と呼ばれる活断層が、北西から南東にかけて伸びています。立川断層帯は今後30年の間にマグニチュード7.4ほどの地震が発生すると予測されている活断層です。断層帯を発生源とする地震が起きると、北東側に2～3mほどのたわみ・段差が生じると予測されています。
また、市内を流れる空堀川流域の地盤には軟弱なエリアが多いといえるでしょう。低層にれき（小さい石）・砂・泥層や泥炭層があり、さらに深い層は厚いれき層で形成されています。それゆえ、家を建てるエリアによっては、地盤調査・地盤改良の実施が求められるでしょう。
このように、東大和市は活断層による地震の影響がなければ、市内のほとんどが地盤の固いエリアといえます。ただし、空堀川の流域に限っては地盤が軟弱のため、家を建てる際は地盤調査に伴う地盤改良で地震への備えが求められるでしょう。

東京都東大和市の医療施設

東大和市の医療施設は、市南西の駅が集まる場所に多くあります。市自体が、東西全長約5kmとそれほど大きくないため、いずれの駅からも少し足を延ばせばさまざまな医療機関にアクセスできます。
ここでは、主に駅から徒歩5分以内の医療施設や老人ホームについて紹介します。
「上北台」駅周辺には内科・小児科・循環器内科・胃腸科内科などがあるクリニックや、歯科医院があります。駅の西側には婦人科、内科、耳鼻科、眼科などが入っている「メディカルビル」があり、このビルだけで日々の診察は網羅できるでしょう。駅前の幹線道路沿いには介護付き有料老人ホームが1件あります。こちらの1階部分には通所型のリハビリデイケアサービスも入っています。
「桜街道」駅の目の前にあるのが2つの歯科医院です。また徒歩5分より少し離れた場所には外科・眼科・整形外科などの診察が受けられる病院や、内科医院などもあります。
「東大和市」駅周辺は、もっとも病院施設が充実しています。駅前の大通りをまっすぐ徒歩15分の場所に総合病院があり、この病院までの間にはいくつもの専門医院やクリニック、診療所が点在しています。一般的な内科や耳鼻科などのほか、アレルギー科や、乳腺内科など専門性の高い医療も提供されています。また、駅周辺には入所者の状態に合わせて支援・介護を行うグループホームや高齢者向け在宅医療サービスセンターなどが施設を構えています。