東京都清瀬市 | 注文住宅特集

清瀬市は東京の多摩地域の北東部に位置し、埼玉県の所沢市や新座市に隣接しています。武蔵野の面影を残す雑木林や屋敷林、農地などが広がる自然豊かな環境です。一方、市の中心となる清瀬駅からは西武池袋線で都心に乗り換えなしでアクセスできるため、1970年代以降、ベッドタウンとして団地の建設などが進み、人口が増加しました。しかし2010年（平成22年）以降はほぼ横ばい状態です。高齢化率は高めで、東京都の平均を大きく上回っています。都内では高齢化が進んでいる地域ですが、市では子育て世帯にクーポンを配布したり、子育てガイドブックを作成したりするなど、子育て世帯への支援に力を入れています。

東京都清瀬市の商業施設

「清瀬」駅周辺には、スーパーマーケットが充実しています。南口には朝6時から夜11時まで営業し、首都圏を中心に展開する食品スーパーの「オーケー清瀬店」があります。北口には、地下1階から3階まであり、ファッション用品や化粧品、医薬品も販売している「西友清瀬店」や、地域密着型の「スーパーササガミ清瀬店」があり、日用品の購入に困ることはないでしょう。
清瀬市には農地が多く残っているのも見逃せません。「JA東京みらい」が運営する「みらい清瀬新鮮館」では、鮮度のよい地元野菜や果物、清瀬の名産でもある人参の加工品などを販売しています。清瀬駅からは徒歩20分程度です。周辺には家電量販店やドラッグストアもあります。駅からは少し遠いですが、駅前から続く「けやき通り」をまっすぐ進んだところにあるのでわかりやすいでしょう。駐車場も完備されているので、車でも訪れやすい場所です。

東京都清瀬市の教育環境（学区）

清瀬市内には公立小学校が9校あります。ダイヤモンド・アナリティクスチームが調査した「教育環境力ランキング」では、1位が清瀬第四小学校区、2位が清瀬第十小学校区、3位が清瀬第八小学校区と続きます。
清瀬第四小学校は、2018年（平成30年）度～2019年（平成31年・令和元年）度にかけて、「プログラミング教育推進校」として、生活や総合学習の時間だけでなく、図工や算数の時間にもプログラミング的思考に親しむ授業を行っていました。現在でもプログラミング教育に力をいれています。
清瀬第十小学校は、外国語指導に熱心な学校です。英語がカリキュラムに入っていない低学年のころから、遊びという形で楽しみながら英語に親しむ環境を作っています。
清瀬第八小学校では、コオーディネーション・トレーニングを取り入れた体育・外遊びを実践しています。
また、清瀬市内にある私立学校には、幼稚園から高等学校までを有する東星学園があります。1947年（昭和22年）に東星中学校として設立されたミッション系の学校法人です。男女共学の一貫教育を行っています。

東京都清瀬市の治安

清瀬市を管轄している警察署は東村山警察署で、清瀬市内にはありません。市内には清瀬駅前交番、秋津駅前交番、旭が丘交番の3か所の交番と5か所の駐在所があります。
2020年（令和2年）に清瀬市内で発生した刑法犯認知件数は362件です（警視庁「令和2年区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」）。そのうち、自転車の窃盗は104件、車上ねらい15件、万引き32件などを合わせると、非侵入の窃盗は218件で、犯罪件数全体の6割を占めています。また空き巣は15件起きています。
清瀬駅の周辺では自転車の窃盗や万引きの発生件数が集中しています。駅周辺に自転車を停める際は、ツーロックなどの防犯対策を行いましょう。また、駅の南側にはアルコールを提供する飲食店が集まっているためか、やや粗暴犯が多い傾向です。女性が夜間に一人で歩くのは気を付けたほうがよいでしょう。しかし総じて、清瀬市の治安はよいといえそうです。

東京都清瀬市の地盤の強さ

清瀬市は武蔵野台地の北東端の平坦部に位置しています。標高でみると西が高く、東に向かうにつれ低くなる地形です。標高が最も高いのは西側の竹丘地域で65m、最も低いのは北東に位置する下宿地域で20mです。この2地点の距離はわずか6.5kmほどですが、40mもの高低差があります。標高が最も高い竹丘地域は、火山灰質粘土からなるローム台地で、比較的揺れにくく、液状化もしにくい地盤です。一方、低い下宿地域の地盤は谷底低地ですが、固結した地盤のため、地震が起きた場合でも揺れは増幅されにくく、液状化の危険性はほとんどありません。
東京都都市整備局「地震に関する地域危険度測定調査」（2018年）によれば、清瀬市内の建物倒壊危険度はほとんどの地域は危険度が一番低いランクです。清瀬駅の北側の元町地区、南側の松山地区は建物倒壊危険度のランクは5段落中の2ですが、市内全体としては、地震による住宅倒壊の危険性は低いといえます。
また清瀬市では、1972年（昭和47年）から2018年（平成30年）までの間に大きく地盤沈下していましたが、最近では地下水揚水規制など、東京都が行った施策の効果が現れており、年間に1cm以上沈下した形跡はありません（環境省「全国地盤環境情報ディレクトリ」）。

東京都清瀬市の医療施設

清瀬市にある一般病院数は10か所あり、多摩北部エリアの中では最多です。戦後、結核病院が次々に誘致された名残で呼吸器内科のある総合病院が多く、清瀬駅周辺の南西部に特に集中しています。17時から翌朝9時までの夜間診療は「山本病院」と「織本病院」の担当です。「救世軍清瀬病院」には1990年（平成2年）に日本で3番目のホスピス病棟が設置され、現在はホスピス・緩和ケア病棟が25床あります。また清瀬駅近くの「武蔵野総合クリニック」では病児保育を行っており、子どもが病気のときも働く親には安心です。
市内には高齢者施設も充実しており、「信愛の園」「聖ヨゼフ老人ホーム」など特別養護老人ホームが5か所、介護老人保健施設が4か所、グループホーム2か所、有料老人ホームが2か所あります。