東京都荒川区 | 注文住宅特集

荒川区は、東京都23区の北東に位置しており、23区内で2番目に面積が小さく、人口数も4番目に少ない区です。区内には都内唯一の都電「東京さくらトラム（都電荒川線）」が運行しています。谷中銀座商店街に続く昔懐かしい雰囲気と、きれいな夕日を楽しめる「夕焼けだんだん」が人気を集めており、訪れれば下町の雰囲気を楽しめることでしょう。一方で、2005年（平成17年）8月につくばエクスプレスが開通したことで、南千住駅周辺では再開発が進み、続々とマンションが建設されています。ここでは、荒川区の商業施設や医療施設などの情報と、教育環境や治安などの住みやすさについてまとめています。

東京都荒川区の商業施設

日暮里駅から直結している「エキュート日暮里」は、デザートやお惣菜、素敵な雑貨を買えるお店やフラワーショップなどが入っています。仕事帰りのちょっとした寄り道や電車の出発時刻までの時間つぶしなどに最適です。
町屋駅直結の「サンポップマチヤ」は、アパレルショップやコスメショップ、レストラン、100円ショップ、音楽教室などが入った下町の雰囲気が感じられる駅ビルです。店舗数は多くありませんが、あると便利なお店が厳選されているので、使い勝手のよい商業施設として利用できるでしょう。
南千住駅より徒歩4分の場所にある「LaLaテラス南千住」は、三井ショッピングパークが運営する商業施設です。ベビー用品店や書店、アパレルショップや100円均一など28店舗の専門店と大型スーパーが一体になっています。リーズナブルな価格の専門店が多く、気軽に買い物を楽しめるのが魅力です。荒川区は多彩な商業施設があり、区内で買い物をするには困らないでしょう。

東京都荒川区の教育環境（学区）

荒川区は区内の面積が小さいこともあり、14歳以内の年少人口が2万4,712人で、23区内のなかでも年少人口が一番多い世田谷区の1/4ほどに留まっています。そのような要因もあり、区内にある公立小学校の総数は23校と、少ないのが特徴です。「第三瑞光小学校」や「尾久西小学校」など学区が広い小学校もありますが、徒歩で通えない距離ではありません。通学する学校を学区の指定校以外の近隣校に変更することも可能なので、荒川区に住むことを考えている子育て世帯の方は、学区と変更可能な近隣校を確認してから移住先を決めることをおすすめします。区内に私立小学校はありません。私立小学校を希望する場合は、区外の私立小学校に通うことになるので、公共交通機関を利用するか、家族による送迎が必要になる可能性が高いでしょう。

東京都荒川区の治安

荒川区は、犯罪発生件数が23区内で最も少ない文京区に次いで犯罪発生件数が少なく、安心して住める区です。しいていうならば、西日暮里駅と日暮里駅周辺の西日暮里2丁目と5丁目の犯罪件数が100件を超えており、注意が必要なエリアといえるでしょう。西日暮里駅と日暮里駅はお店も多くあることから、犯罪発生件数は万引きが一番多く、次に暴行事件という順です。南千住駅周辺も西日暮里程ではありませんが、犯罪発生件数が多い地域です。特に自転車盗難や多いので、南千住駅周辺では補助錠を付けるなど、自転車の盗難対策をしたほうが安心できるでしょう。一人暮らしの女性や子どもがいる世帯の方は、西日暮里2丁目と5丁目、南千住駅周辺以外のエリアを検討するのもよいかもしれません。

東京都荒川区の地盤の強さ

荒川区は、西日暮里の一部が武蔵野台地に含まれていますが、台地はこのエリアのみで、その他はほとんどが氾濫低地となっています。荒川区の氾濫低地は、荒川と墨田川が蛇行していることや、氾濫が繰り返されたことによって形成されました。台地の部分は関東ローム層で、自然に堆積したローム土が安定しているため、住宅基盤として良好なエリアといえます。氾濫低地は標高が高く平坦で地下水位が高いというのが特徴です。軟弱な粘土や細かい砂や泥などが広く分布していることから、長期的な目で見ると沈下のリスクもあります。氾濫低地に住まいを立てる場合は、適切な基礎補強策を講じることをおすすめします。
東京都が発表している液状化予測図によると荒川区は、液状化の可能性が高い地域が5.3％、液状化の可能性がある地域が85.7％です。23区全体に液状化のリスクが高いエリアはありますが、荒川区の液状化の可能性が高い地域と、可能性がある地域を合計すると91％となり、かなりの割合を占めることが分かります。このことからも荒川区の液状化リスクが高いエリアに住宅を建設する場合は、適切な液状化対策が必要でしょう。東京都はこの問題に対し、都液状化対策アドバイザー制度を設けているので、こちらを利用することも検討しましょう。

東京都荒川区の医療施設

荒川区には、内科が117件、小児科が42件、産婦人科が12件あります。西日暮里にある荒川区医師会こどもクリニックでは、一般の小児科が診療していない夜間の時間帯と日曜・祝日も診療しています。診療時間は、平日（午後7時から午後10時）、土曜日（午後5時から午後9時）、日曜・祝日（午前10時から午後9時）です。
荒川区の主要駅から徒歩15分以内にある医療機関数としては、日暮里駅周辺に内科が16件、小児科が6件あります。西日暮里駅周辺は内科が18件、5件です。南千住周辺には内科が11件、小児科が6件です。町屋駅周辺には内科が14件、小児科が8件、特別養護老人ホームが7件あります。三河島駅周辺には内科が15件、小児科が4件です。各駅共に内科と小児科が複数あり、医療環境は充実しているといえます。

東京都荒川区の家づくりアドバイス

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