東京都葛飾区 | 注文住宅特集

葛飾区は、東京都の東部に位置しており、千葉県松戸市や埼玉県三郷市と隣接しています。映画の「寅さんシリーズ」で有名な「柴又帝釈天」や、漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の舞台となっている亀有がある下町情緒あふれる区です。区内には、JR常磐線と総武線、東京メトロ千代田線、北総線、京成線が通っており、京成線の金町駅は金町線の始発駅です。夏になると葛飾納涼花火大会が開催され、柴又駅周辺には多くの見物客が訪れます。そんな葛飾区について、都内主要駅までの通勤時間や商業施設、治安や学区などの情報をまとめました。

東京都葛飾区の商業施設

亀有駅から徒歩7分の場所にあるのが「アリオ亀有」です。大型スーパーと専門店からなるアリオ亀有には、アパレルショップをはじめ、雑貨店や書店、ベビー用品店、ペットショップ、映画館といったさまざまなテナントが入居しています。レストラン街の他にフードコートもあるため、食事の際のお店選びにも困りません。ショッピングと合わせて気軽に楽しめる、季節ごとのイベントやワークショップも開催されています。
金町駅前には1階に大型スーパー、2階にグルメのお店・100円ショップ・クリニックなどが入っている「ヴィナシス金町ブライトコート」があります。3階にある「葛飾区立中央図書館」は、閲覧席・蔵書数ともに充実しており、子どもから大人まで利用しやすい施設です。
青砥駅直結の「ユアエルム青砥店」は、線路の高架下に作られた商業施設で、7つのエリアに分かれた細長い形状をしています。ユアエルムの中には、かわいい雑貨のお店やアパレルショップ、100円ショップ、書店、スーパー、ファーストフードや惣菜店などが入っています。駅直結なので、仕事帰りに立ち寄るにも便利です。

東京都葛飾区の教育環境（学区）

葛飾区の人口の多さは、総人口数・0歳～14歳までの年少人口数ともに、23区の中でも上位に入ります。区内には公立小学校が49校、公立中学校が24校あります。指定校変更承認基準に該当する場合は、自宅住所の指定校以外に変更の申立てをすることが可能です。自由に全ての学校を選ぶことはできませんが、近隣にある複数の学校から選択し、申し立てができます。受け入れ可能人数を上回った場合は抽選です。
また区内には、小中一貫校の「新小岩学園」と「高砂けやき学園」もあります。区内に私立小学校はありませんが、私立中学校は「共栄学園中学校」「修徳中学校」「東京シューレ葛飾中学校」の3校があります。東京シューレ葛飾中学校は、不登校支援を目的に設立された学校です。

東京都葛飾区の治安

葛飾区では、凶悪犯罪に比べて軽犯罪件数が多いという特徴があります。特に自転車盗難は葛飾区内の犯罪総数の1/3を占めています。中でも亀有地区と新小岩地区では自転車盗難数が多いので、鍵を2つつける、有人の駐輪場に停めるなどの対策が必要でしょう。大きなショッピングモールがある亀有地区では、子育て世帯に人気が高い地区でありながら、区内で最も多くの犯罪が起こっています。自転車盗難以外にも、車両荒らしや詐欺も区内で一番の発生数です。次いで犯罪発生数が多い新小岩地区では、万引きと置き引きが区内で最も多く発生しています。葛飾区は子どもが楽しく遊べる公園も多く、子育て世帯にもおすすめのエリアですが、葛飾区に住むのであれば防犯意識を高めておく必要があるでしょう。犯罪発生件数が比較的少ないのは、東立石地区・東四つ木地区・東金町地区です。

東京都葛飾区の地盤の強さ

荒川と江戸川に挟まれている葛飾区の中央には、「中川」と「新中川」が通っています。過去にこれらの川が氾濫した影響で、区内のほとんどの土地が氾濫低地となりました。氾濫低地とは、もろい粘土や砂が堆積してできた土地のことです。台地などと比べて標高が低く、地下水位が高いという特徴があります。
区内でも、西水元や東金町の一部は、氾濫低地よりもやや標高の高い自然堤防と呼ばれる地域です。氾濫低地に住宅を建築する場合は、基礎の補強対策をとることをおすすめします。自然堤防は、台地には劣るものの氾濫低地に比べると住宅を建てるのに適しているといえます。自然堤防の上にもろい粘土や砂が蓄積している場合には、こちらも基礎の補強対策が必要です。
葛飾区では過去に液状化の被害が出ています。東京都が発表している液状化予測図では、葛飾区のエリアの内99％に液状化が起こる可能性があるとされています。そのうちの38.5％は液状化が起こる可能性が高いとされているので、葛飾区で住宅を建築する場合は、事前の地盤調査や液状化対策をしておくと安心です。葛飾区では、地盤調査費に最大35万円、液状化対策費に最大90万円を助成しています。地盤調査や液状化対策をする場合には助成金を上手く活用しましょう。

東京都葛飾区の医療施設

住み替えを検討する上で、近隣の医療施設が充実しているかは重要な判断基準になります。葛飾区全域には内科が233件、小児科が88件、産婦人科が20件あります。産婦人科や産婦人科医が減少傾向にある中、葛飾区は今後出産を予定している方にとっては住みやすい区といえるでしょう。
葛飾区で唯一NICUがある「葛飾赤十字産院」は2021年6月に「東京かつしか赤十字母子医療センター」となり、金町駅から徒歩15分の新宿（にいじゅく）に移転します。金町駅から徒歩1分の場所には「金町休日応急診療所・平日夜間こどもクリニック」もあるので、子育て世帯やこれから出産を予定している世帯の方にもおすすめのエリアです。
亀有駅前にある「キャップスクリニック亀有」は、内科と小児科があり365日年中無休で診察しています。20時半まで診療を行っているため、仕事帰りや夜間の急な発熱時にも利用できます。
また、葛飾区は2017年（平成29年）時点で、特別養護老人ホームの施設整備率が23区トップと、高齢の方が暮らしやすい街づくりに力をいれています。