東京都小平市 | 注文住宅特集

小平市は東京の多摩地域北部、都心から26kmほどのエリアにあります。人口は約19万人、面積は約20.51平方キロメートルです。市の中央を東西に青梅街道が貫き、並行して市の北側を東京街道と新青梅街道が、南側を五日市街道が走っています。市を南北に通っているのが府中街道や小金井街道、新小金井街道です。このように、小平市は車でのアクセスが便利なエリアですが、電車も複数の路線が通っており、JR武蔵野線と西武国分寺線、西武多摩湖線が市の中央をほぼ並行して南北方向に走っています。このように、小平市は交通の便に恵まれた環境にあります。この記事では、そんな小平市の暮らしに役立つ情報をまとめているので、ぜひ参考にしてください。

東京都小平市の商業施設

小平市では、市民アンケートなどを基にして商業地の整備を進めてきました。そのおかげで主要駅周辺は、商業施設が充実しています。
「花小金井」駅の周辺には、「西友花小金井店」のほか、「いなげや花小金井駅前店」などの食品スーパーがあります。西友には100円ショップの「セリア」、家電の「ヤマダ電気」などのほか、メガネ店やスポーツクラブが入っていて、とても便利です。
「小川」駅から徒歩12分ほどの場所にある「イオンフードスタイル小平店」は、食品スーパー「ダイエー」やドラッグストア「ウエルシア」、家電量販店「ノジマ」、100円ショップ「ダイソー」などのほか、手芸店、英会話教室、パソコン教室、スポーツクラブ、美容室、歯科医院、飲食店などが入る複合商業施設です。
「小平」駅には、「西友小平店」があります。食品スーパーのほか、100円ショップやドラッグストアが入っているので、日々の買い物には困りません。駅北口・南口ともに商店街が広がっているので、こちらともあわせて、充実したお買い物ができそうです。
そのほか、市内には上水本町に複合商業施設の「アクロスプラザ小平」や、ホームセンターの「コーナン小平店」があります。

東京都小平市の教育環境（学区）

小平市内には市立小学校が19校と私立小学校が2校あり、市立小学校は住所地により通学する学校が指定されています。指定校の変更や区域外就学には教育委員会の承諾が必要です。
小平市では「社会的に自立し、地域・社会に貢献しながら、他者と共生する人物」の育成を目指して、「確かな学力の向上」「健やかな体の育成」「豊かな心の育成」「自立心の養成」「共生と地域・社会貢献意義の情勢」を柱に、小・中学校連携教育を行っています。
「確かな学力の向上」では、学習補助員やICT支援員、外国籍指導助手などを配置し、論理的思考能力を身につけさせるための、図書館と連携した読書活動などの取り組みを行っています。
「健やかな体の育成」では、楽しみながら運動することで運動嫌いをなくす活動を行い、小・中学校が連携して個に応じた体力向上の指導を行っています。
花小金井地区にある「小平第十一小学校」や大沼町にある「小平第七小学校」、上水本町にある「小平第十小学校」などが、保護者の間でも評判のよい小学校です。

東京都小平市の治安

小平市の犯罪発生率は東京都の平均よりも低く、治安のよい街であるといえるでしょう。
小平市は、一橋大学や津田塾大学、白梅学園大学、嘉悦大学、武蔵野美術大学など、多くの大学がキャンパスを構える自然と市街地のバランスがとれた街です。繁華街や歓楽街ではないので、騒々しさや犯罪とは無縁に近い街といえます。
参考までに、小平市の2020年（令和2年）の犯罪件数は、合計で876件でした。強盗などの凶悪犯が6件、暴行や傷害などの粗暴犯が55件、空き巣などの侵入窃盗犯が32件、自転車泥棒のような非侵入窃盗犯が561件、その他222件でした。自転車盗は、残念ながら治安が良好な地域でもありふれた犯罪です。高価なスポーツタイプの自転車などについては、施錠を徹底するなどの対策をとることは、小平市においても欠かせません。

東京都小平市の地盤の強さ

小平市を含む東京都中央部の大部分は、台地で形成されています。関東ローム層がしっかりと積層して安定しているため、住宅の建設に適した地盤です。仮に東京都が想定しているM7クラスの揺れが襲った場合でも、被害は比較的少なく、建物倒壊の危険性も低いと考えられています。
台地周辺には、小河川などの流れにより土壌が削られ、それが堆積してできた低地も分布しています。小平市においては、花小金井4丁目、栄町、大沼町1丁目などに確認できますが、これらの地域のほとんどが、東京都の地域危険度一覧表においては、危険度の少ない「危険度1」にランクされています。
ローム台地は隆起などによって生じた段丘で、表層に火山灰粘性土が5m以上積もっているため、地盤としては非常に強固です。液状化の可能性もほとんどありません。ただし、台地の傾斜になっているエリアに関しては、盛り土が行われていることも多く、場所によっては不安定な地盤になっている場合があります。このような場所に住宅を建設する場合は、基礎補強について検討する必要があるでしょう。
河川の周囲の低地は、砂礫や粘性土・泥炭質土が堆積しており、液状化することもあります。河川の周囲にある、やや標高のある土地は、比較的地盤がしまっているため、住宅向けの地盤です。

東京都小平市の医療施設

花小金井駅から車で7分ほどの場所にある「公立昭和病院」は、27の診療科を持つ総合病院です。救急救命や心臓血管、消化器、地域周産期母子医療、口腔ケア、透析などの専門センターを併設しています。北多摩北部地域の医療支援や、災害医療、感染症対策、がんの予防から治療まで行う拠点病院でもあります。
新小平駅から車で5分ほどの場所にある「NCNP病院」は、精神科、小児神経科、脳神経内科、脳神経外科など、精神・神経医療中心の病院です。統合失調症や睡眠障害、てんかん、パーキンソン病、認知症、薬物依存症などの疾病専門のセンターが併設されています。
小平駅から徒歩5分ほどの場所にある「多摩済生病院」は、精神科を中心に、病床数391床を持つ総合病院です。これらのほかに、一橋大学のキャンパスに隣接する「一橋病院」があります。
小平市の主要駅周辺には、内科や小児科をはじめとする各診療科のクリニックが点在しているので、かかりつけ医を探すことは難しくないでしょう。
老人ホームは、サービス付き高齢者向け住宅、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、高齢者向け賃貸住宅、特別養護老人ホーム、グループホームが、市内に50軒ほどあるので、介護の環境も整っています。なお、先述の「多摩済生病院」は、特別養護老人ホームの「多摩済生園」も運営しえいるほか、デイサービスなどの介護サービスも手がけています。