東京都日野市 | 注文住宅特集

日野市は人口約18万人の都市です。北東部を多摩川が流れ、多摩川を挟んで立川市や国立市、府中市に隣接しています。西部及び南部は八王子市や多摩市に隣接しています。市の中央を東に向かって流れる浅川と、その北を流れる多摩川の水、さらに湧水にも恵まれている日野市は、台地と丘陵に発展した街です。戦後の大規模団地の開発により市街化は進んだものの、まだまだ水と緑が豊かな街には、多くの大学がキャンパスを構えています。JR中央線や京王線、多摩モノレールが通り、東京都心に通勤する人々が多く居住している日野市。この記事では、そんな日野市での暮らしに役立つ情報をまとめています。

東京都日野市の商業施設

日野市には、いわゆるデパートはありません。JR中央線でお隣の立川に行けば「伊勢丹立川店」や「立川高島屋SC」などがありますが、ほとんどの日用品の買い物は市内の商業施設で間に合うでしょう。
「高幡不動」駅は、京王線と京王多摩動物園線、多摩モノレールが通る主要駅のひとつです。駅周辺に商店街はありませんが、スーパーなどの商業施設は充実しています。「京王高幡ショッピングセンター」は、ファッションや生活雑貨のほかにも飲食店や書店、美容室も入居する、駅隣接の複合商業施設です。
「豊田」駅周辺には、大型商業施設「イオンモール多摩平の森」があります。品ぞろえ豊富なスーパーはもちろんのこと、家電量販店やフードコートがあるなど、とても利用価値の高いショッピングモールです。すぐ近くには「西友豊田店」のほか、昔ながらの商店街「多摩平商店街」もあります。
「日野」駅周辺には「食品の店おおた」や「コープ」「いなげや」などの食品スーパーがあり、毎日のお買い物に困ることはありません。商店街というほどではありませんが、カフェや銀行などの施設もそろっています。
「南平」駅周辺には「ヤオコー」と「スーパーアルプス」などの食品スーパーがあります。
「平山城址公園」駅周辺には「マックスバリュー」などのスーパーがありますが、基本的には落ち着いた雰囲気の街です。
日野市の街は、「高幡不動」駅や「豊田」駅を除いては、ショッピングセンターはありません。ただ、どの街からもこれらの駅へのアクセスは容易です。

東京都日野市の教育環境（学区）

日野市は「教育のまち 日野」をモットーに、公立小学校に画期的な教育政策を導入して、個性豊かな公立小学校作りを推進しています。なお、日野市の公立小学校は学区制です。
「日野第四小学校」は大字石田にある、140年以上の伝統がある小学校です。過去には東京都より「人権尊重教育推進校」に指定された小学校では、「思いやりの心を育む教育」に注力しています。世帯年収も市内でトップクラスとなっており、プログラミング教育を推進するなど、教育への熱心さには定評のある小学校です。
多摩平にある「日野第六小学校」は、外国語活動やICT活用教育に注力している小学校です。スポーツ選手や各界の有名人を招いた講座なども開催し、子供たちの興味を高める工夫をしています。
百草にある「七生緑（ななおみどり）小学校」は、児童同士の学び合いを重視している小学校です。ICTを活用した授業や、大学から講師を招いての授業など、革新的なプログラムを組んでいます。

東京都日野市の治安

警視庁発表の「市区町丁別、罪種及び手口別認知件数」によると、2020年（令和2年）に日野市で発生した犯罪認知件数の総数は690件でした。そのうち、621件は、自転車盗などの非侵入盗や詐欺などで占められています。
自転車盗はもっとも多い犯罪で、市内では200件以上発生しているため、高価なスポーツバイクや電動自転車を駐輪する際は、施錠を徹底する必要があるでしょう。
日野市には歓楽街がないので、このようなエリアで発生しがちな暴行や傷害などの犯罪もあまり発生していません。高幡不動駅や日野駅、豊田駅などの主要駅周辺も含め、犯罪件数は少なく治安は良好です。犯罪が少なく、閑静な住宅街が広がる日野市は、女性や子どもも含めて、家族全員が安心して暮らせる街だといえるでしょう。

東京都日野市の地盤の強さ

日野市は、南部の「丘陵地帯」と隣の八王子市から続く「台地面」で形作られています。台地面の南端を浅川が東に向かって流れ、北東部には多摩川が流れています。浅川流域や多摩川流域には「氾濫低地」が続き、少し離れて浅川左岸には2段の段丘崖の台地面が広がり、浅川右岸には起伏に富んだ多摩丘陵が広がっています。
丘陵地帯は、固い地盤と適度な標高のおかげで、巨大地震や水害のリスクは少ないエリアです。ただ、起伏に富んだ地形となっているため、切土や盛土による大規模な造成が行われていることが多く、不同沈下を防止するための基礎補強が必要となることがあります。
台地面は、海抜が高く起伏の少ない平坦面で、関東ローム層で覆われています。このため比較的大きな強度が期待でき、住宅地盤としても良好です。台地面は住宅地や工業地として使われており、JR中央線や国道20号線、中央高速道路などが通っています。「日野」駅や「豊田」駅はこの台地面の上にあります。
氾濫低地は標高の低い平坦面です。地下水位が高く、軟弱な粘土などが厚く分布しているため、長期的な沈下が問題となり、基礎補強対策が必要となることがあります。
東京都都市整備局が2013年（平成25年）に発表した地域危険度一覧表において、日野市のすべての地域が危険度の低い1～2にランクされました。エリアの地盤、そして災害の危険度という点でも、日野市は安心できるといえるでしょう。

東京都日野市の医療施設

高幡不動駅周辺には、内科や小児科、歯科など、各診療科のクリニックが点在しています。駅から徒歩10～15分圏内に老人ホームやデイサービスも複数あるので、三世代で暮らすご家庭なら快適に過ごせるのではないでしょうか。
豊田駅周辺には「日野市立病院」と「康明会病院」という2軒の総合病院があります。内科、外科、心療科など、各診療科のクリニックのほか、老人ホームやデイサービスも充実しているので、各世代が安心して暮らせるでしょう。
日野駅から徒歩2分ほどの場所には総合病院の「花輪病院」があります。ほかの主要駅ほどではありませんが、内科や皮膚科、泌尿器科などのクリニックも複数あります。駅周辺に介護施設はありません。しかし、車で10分ほどまでエリアを広げると、10軒以上の老人ホームとデイサービスがあります。
日野市の主要駅周辺は、このように比較的医療機関が充実しているので、かかりつけ医もスムーズに見つかるのではないでしょうか。